静岡県東部に住む男子高校生と女子高校生が、生まれたばかりの乳児の遺体を自宅の部屋に放置したとして、静岡県警富士署などは15日までに、2人を死体遺棄容疑で逮捕した。静岡新聞などが伝えた。
同紙によると、乳児は女子高校生が出産したとみられており、男の子だった。先月下旬ごろ、何らかの原因で死亡した乳児を、男子高校生の自宅に遺棄したとみられており、静岡県警は今後、乳児が死亡した経緯などについて詳しく調べる方針。
毎日新聞によると、共に10代の2人は交際中で、女子高校生が先月下旬、自宅の浴室で乳児を出産し、その後、父親である男子高校生が自宅に乳児を持ち帰り、放置していたという。
女子高校生が今月10日、体調不良のため静岡県内の病院を受診し、医師が出産に気が付き発覚。男子高校生が、既に腐敗が始まっていた乳児の遺体をタオルにくるんでバッグに入れ、病院へ持ってきたという。
日本テレビによると、2人は「その通りです」と話し、容疑を認めている。一方、死亡した乳児には目立った外傷はなかったという。