ラジオ大阪の人気番組「VIPアメージングインタビュー」(毎週木曜日午後7時放送)は6月、ビル・ウィルソン師(メトロミニストリーズ・インターナショナル代表)の今年4月の来日講演とインタビューを14日と21日の2週連続で放送した。関係者によると放送後の反響は大きく、リスナーから「こんな人が世界中に増えるといいのになと、やさしい気持ちになれました」(20歳・女性)「お話を聴いていると、涙が出てとまらなくなりました」(60歳・男性)など熱のこもった感想がハガキやファックスで次々と寄せられている。一般枠でのラジオ放送に加え、月間アクセス数が30万にも達する番組ホームページ(http://vip-amazing.com/)では、音声だけでなく動画も24時間公開した。まさに「生きた信仰」を働かせているキリスト者の鮮烈な証しが、同番組を通して数多くの日本人の心に響いた。
番組には、リスナーからこれまでにハガキ100通以上、ファックス50枚以上が届いている。「興味深いお話で、思わず家事の手を止めて聴き入りました」(42歳・女性)「ビル・ウィルソンさんの言葉を聴かせて頂き、優しい気持ちにさせて頂き、明日への力がわいて来ました」(46歳・女性)「なんだか放送を聞いて心が軽くなりました。うれしくなりました」(63歳・女性)などの感想が寄せられている。ウィルソン師のメッセージが、放送を聞いた一人ひとりの心の中に、小さくとも確実な変化を与えていることがわかる。
ウィルソン師は、スラム化し、貧困と麻薬と殺人が横行する米ニューヨーク市のブルックリンで劣悪な環境に育つ子どもたちを救おうと命がけで奮闘し、現在同市で2万2千人以上、全世界で5万人の子どもたちを育成する世界最大級の日曜学校を運営している。自身も子どもの頃、母親に捨てられ孤児に。その後、キリスト教との出会いで立ち直った経験を持つ。著書に、「この子だれの子」「逆境に働く信仰」(共に、いのちのことば社)「ラストランナー」(ウィズダム出版)がある。
インタビューでウィルソン師は、自身がキリスト教に入信するまでの劇的な体験談や聖書の御言葉によっていまもたくさんの子どもたちが救われている日曜学校の活動を語り、目に見える人間からの迫害を恐れずに、ただ目に見えない神の約束を信じて歩む自身の信仰を明確に証しした。
番組は、インターナショナルVIPクラブ関西のメンバーでクリスチャンの清水とも子さんがパーソナリティーを務めている。各界から毎回VIP(Very Important Person:とても大切な人)なゲストを招き、そのアメージング(驚くべき)な人生観や実体験を語ってもらうインタビュー番組。クリスチャンのゲストが数多く出演し、人生にまつわる信仰の証しを通して神の愛と恵みのすばらしさを自然な雰囲気で伝えている。聴取率はラジオ大阪で第3位(07年3月現在)。NHK総合テレビのドキュメンタリー番組「プロジェクトX」のような印象を与えており、リスナーからの支持は根強い。