地球の友と歩む会「LIFE」は,住民の自主的地域開発を目指し,海外での協力事業や国内での国際理解教育,地球市民の育成などにとりくむ非政府団体。今回は,同団体の活動内容をのぞいてみよう。
<海外活動>
1986年から現在に至るまで,インド,インドネシアを中心とした「水・緑・人」に関する協力活動を行っている。人々の生活向上を目標とし,井戸建設・植林活動・農村開発を通して,現地における地域問題を現地人自らの手で対処できるよう,生活向上や地域住民・グループ間の連携強化に取り組んでいる。
<スタディーツアー・ワークキャンプ>
春・夏に10日〜3週間程、インドやインドネシアで国際協力活動に参加したり、視察・研修を行うツアーを実施したりしています。異なる文化・社会の中につかり、日本からでは見えにくい現地の様子を、自分の目で確かめ、心で感じ、色々なことを考える貴重な時間です。
<インド・スタディーツアー>
協力団体であるREADが活動している農村に滞在。実際にLIFEが支援しているプロジェクトを見学し,地域での課題や人々の生活・文化について,村人との対話や交流を通して学ぶ。
<インド・社会開発研修>
農村部に滞在し,社会開発についてPRA(主体的参加型農村調査法)を実践しながら,地域の特性や多様性を取り入れた長期参加型の開発とは何か,そこで求められる態度や資質とは何か等について研修を行う。
<インドネシア・スタディーツアー>
インドネシア農村と都市の生活に触れ,現地の人々との交流を通して,インドネシアという国への理解を深める。
<インドネシア・植林ワークキャンプ>
農村滞在や村人との植林ワークを通して,当会のスンバ島での緑化事業をより有効に進める上で重要な役割を果たす人々との相互理解・学び・友情・信頼関係をより深めていく。
<国際理解教育と修学旅行生受入>
異文化や価値観の多様性を受容できる力を身につけ,またそれらが地球規模で関連していることを講座やセミナーを通じて学ぶ場を提供する。また,教材の販売や修学旅行生・グループ学習の受け入れも行なう。
「『国際協力』という言葉からイメージするのは,開発途上国に出掛けていって一生懸命活動する姿ではないでしょうか。確かに現地の人々と直にふれあう体験はとても素晴らしいものです。しかし,それは国際協力活動のほんの一部にすぎません。日本にいてもできることはたくさんあります。LIFEでは,国内でもできる国際協力活動を積極的に推進しています。 異なる文化や社会,人々への理解を深めることや,私たち自身が意識や生活を変えていくことも国際協力活動の大切な一翼を担っていると考えています。」
会員活動
「日本で国際協力活動の一端を担うことが出来るのがLIFEの国内会員活動です。参加する人の興味に合わせ、色々な活動が行われています。あなたも国際協力活動への第一歩を踏み出してみませんか?」
NPO法人 地球の友と歩む会 LIFE: Live with Friends on the Earth
http://www.ne.jp/asahi/life/home/