Skip to main content
2025年10月29日14時47分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

日本福音ルーテル東京池袋教会、宣教100周年を迎える

2007年4月17日07時29分
  • ツイート
印刷
(写真左手前から)立山忠浩牧師、通訳者、ラッセ・ニッカリコスキ牧師=15日、日本福音ルーテル東京池袋教会で+
+
+

 日本福音ルーテル東京池袋教会(豊島区・立山忠浩牧師)の宣教100周年記念祭が15日、同教会にて行われ、教職者や関係者ら200人以上が参加した。記念祭当日は、同教会の創立者であるシーリ・ウーシタロ婦人宣教師とコスケンニエミ牧師夫妻の母国フィンランドから牧師や宣教師らが多数招かれ、日本福音ルーテル東京池袋教会の100年の宣教の歩みを共に振り返った。



 記念礼拝式においてメッセージを伝えたのはフィンランド・ルーテル福音協会(SLEY)会長のラッセ・ニッカリコスキ牧師。ニッカリコスキ師は、ルカによる福音書24章13〜35節のみことばを本文とし、「復活なさったイエスと共に」という題目で説教した。



 まずニッカリコスキ師は、同教会の創立者で、1900年初頭に日本を訪れたフィンランドの婦人宣教師ウーシタロ師の日記の記述(フィンランド、オウルノ大学のセイヤ・ヤラギン博士の論文より引用)を取り出し、当時の日本人の信仰について説明した。日記には、「電車に乗っていると向かい側に年を取った男性が座り、そのおじいさんが何かを口ずさんでいることに気付いた。よく見ると、祈っているようだった。『南無阿弥陀仏』と口にしていることがわかった。そのおじいさんには信仰があり、真面目に偶像を信じていることを知った。それで、私も彼ももっと真理を理解できるように願った」という内容が記されていた。そのことに関し、ニッカリコスキ師は「人間は皆神さまを求め、真理を探しています。そして平和を願望しているのです。イエス様は真理がわからなかった私たちの目を開いてくださります」と述べ、日本人の閉ざされた目を開かせた当時の宣教師たちの信仰を証しした。



 また、エマオへ向かったふたりの弟子が復活したイエスと出会ったことで心が熱くなり、その喜びを他の使徒たちと分かち合ったことに触れ、「私たちはそれぞれ異なる経験と生い立ちを持っていますが、主が復活されたことに対する喜びは共通しています。皆さんの隣には信頼できる良き友が一緒に座っています。そして何よりも、イエスが天から降りてきて皆さんの隣に座ってくださっています。この日が皆さんの人生で最も良い一日です」と述べ、宣教100周年記念祭に出席した人々を祝福した。



 日本福音ルーテル東京池袋教会は宣教100周年を迎えるにあたり、3つの目標を掲げてきたという。1つ目は神に感謝を捧げるということ、2つ目はフィンランドの宣教師たちに心から感謝すること、また100周年を迎えるまで同教会を支え続けた全ての人に感謝すること、そして3つ目は新たな100年に向かって準備していくことだ。3つ目に関し、同教会主任牧師の立山師は、フィンランドの教育改革を行った人が同教会の創立者の一人であるコスケンニエミ師の息子であったことに触れ、「例えば、教会が貢献できる教育の問題に関しても、身近なところに力強い助けがあることがわかりました。皆さんの力を借り、新しい100年に向かって新たな気持ちで頑張りたい思います」と今後の抱負を語った。



 また、日本福音ルーテル教会総会議長の山之内正俊師(日本福音ルーテル東京教会)は、「100年の間、教会がこのように生き生きと成長していくのは大変なことです。いつも戦いの中にありますが、その中で神の力強い導きがあり、そしてそれを受け入れた人々がいたということ。それが池袋教会を支えてきたのだと思います」と祝辞を述べた。



 日本福音ルーテル東京池袋教会の宣教100周年記念誌によると、飛行機がなかった1900年当時にフィンランドから日本に最初の宣教師が派遣された際、宣教師たちは船でひたすら日本を目指したという。バルト海、北海、北大西洋を南下し、インド洋から南シナ海を経て、約2ヶ月半の日数をかけて九州の長崎に上陸したと記録されている。日本を宣教の地として選んだ理由については諸説があるが、フィンランドの人類学者が「フィンランド人と日本民族は同種族から出ている。もし伝道がまず自分の近親から始めなければならないものなら、外国伝道は日本から始めるべきだ」と進言したことが発端となっているなどと言われている。しかし、「フィンランドの兄弟姉妹たちが遠い東の国日本と日本人に対して、キリストの福音を伝えたいという信仰にもとづく同胞愛によって日本伝道を始めた」との旨が記念誌に綴られており、フィンランドの宣教師たちの信仰が日本に福音の種を蒔いたと力強く証しされている。



 日本福音ルーテル東京池袋教会は1907年7月にフィンランドのシーリ・ウーシタロ婦人宣教師がコスケンニエミ牧師夫妻と共に千駄ヶ谷の民家を借り、伝道所として出発したことから始まった。その後1916年に巣鴨に場所を移し、1931年に池袋の地に第一礼拝堂を建築、福音ルーテル東京教会と名前を改称した。そして戦後の1953年にアメリカ系ミッションによる日本福音ルーテル教会と合同し、日本福音ルーテル東京池袋教会として再出発し、現在に至っている。100年の間に同教会に籍を置いたのはおよそ900名となっている。一方、日本福音ルーテル教会は全国に128の教会を持ち、約2万人の会員がいる。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(6)恐れずに主の導きに従う 加治太郎

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(250)聖書と考える「推しの殺人」

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(31)夢の中での再会

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 私たちを生かす主キリストの御業 万代栄嗣

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • 私たちを生かす主キリストの御業 万代栄嗣

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.