南アフリカで2年近く前に発足された青年向けアウトリーチプログラムがアフリカの他地域、東ヨーロッパ、ラテンアメリカ、米国と地球規模に広まるようになり、多くの国際聖書協会(IBS)パートナー団体が世界の青年のために学校、教会、スポーツ施設、その他集会所に聖書関係の本を提供してきた。
また世界3900万人に広がるHIVウイルスの蔓延に対して2〜3年前からIBSは注目し始め、IBS南アフリカ理事長のコリン司祭は、“Reach 4 Life”を死に至る病HIVウィルス感染から次世代青年たちを守るために組織したと説明した。
“Reach 4 Life”は、HIVウィルスの感染が著しい南アフリカで2004年2月に発足された。この新しい青年向けアウトリーチプログラムはウガンダで成功を収めた自制プログラムに起因しており、若者に親しみやすいNIVの新約聖書に焦点をあわせている。
“Reach 4 Life”は若い世代に向けてセックス、飲酒、麻薬、妊娠、そしてエイズ蔓延それ自体についての250ページにも及ぶわかりやすい説明がなされた本を提供している。また精神革命の一環として若い世代の人々にディスカッションや聖書勉強を施している。
最近、米国では、メリーランド州オーシャンシティで行われた修練会「ザ・ロック2006」において4500人ものティーンエイジャーに若者向けの新約聖書が行き渡った。
今日の若い世代が御言葉を身近におけばおくほど、自制に関する聖なるメッセージは彼らにより大きな影響力を与えることになる。IBSによるとすでに“Reach 4 Life”の活動に直接参加した多くの若者から、自制し続ける、または自制する道を選ぶなどの何百もの恵み深い証しを受けているという。
アフリカ宣教団体“Into Africa Sports ministry”の調整役サボ・ファティ氏は「“Reach 4 Life”は実にすばらしい。南アフリカの若者に対して聖書を現在のエイズ蔓延という深刻な問題を抱える状況によく照らし合わせて教えることで若者の自制にとても役立っている。そして子供たちが現に聖書を読むようになっている」と“Reach 4 Life”の活動を賞賛した。
IBSによると、このプログラムは若者たちに低俗な道を歩む危険性を警告する一方で、積極的に若者たちに神様の御言葉の中に与えられている高尚な道を歩むこと、そのことが彼ら自身のためになるということを呼びかけているのだという。