1799年7月31日、ナポレオン(1769〜1821)が五万の大軍に加え、二百人の学術調査団を伴ってエジプト遠征(1798-99)を行った際のこと。その日、遠征軍がナイル川河口の小さな村エル=ラシード(フランス名でロゼッタ)の周辺に位置するジュリアン要塞の改修工事を行っていた際、一人の兵士が玄武岩製の石碑の断片を発見、報告した。それこそが、エジプト考古学史上最大の価値をもった、ロゼッタストーンの発見であった。発掘された地名からロゼッタ・ストーンと命名されたその石碑は、エジプト考古学史上最大級の発見と位置付けられた。その後ロゼッタ・ストーンはナポレオンのエジプト脱出の際に、その写本と複製がフランス本国に持ち帰られたが、本体は敗戦条約によりイギリスの手に渡り、大英博物館に保有されることになった。
ロゼッタストーンの発見が歴史的だった理由は、この石がシュメール語の辞書だったからだ。これによってシュメール語が解読されたが、シュメール語で記載された出土品のうちの歴史書などには、太陽系創世に始まり人類創世を含む太陽系の歴史が記載されていたと言われている。
シュメールは現在までで人類最古の文明だが、この遺跡が発掘されたとき一緒に大量に出土した粘土板には、シュメール語で膨大な量にのぼる文章が記載されていた。しかしシュメール語が解読されていなかったので、この発見はこのままになっていた。
聖書がヘブライ語から世界中の言語に翻訳されたとき、シュメールの歴史書はまだ発見されていなかった。しかし、聖書の内容はシュメールの歴史書の一部であることが主張されている。聖書には人類創世から記されているが、シュメール歴史書にはノアの大洪水など全て詳細に旧約聖書の記述に一致するという。
しかしシュメール歴史書には人類創世に加え、太陽系創世に関する記述もあり、太陽系の惑星の配置や各惑星の大きさの理由、月と地球の地質の違い、月の誕生、地球の水半球と陸半球の存在理由など、今日も未だ解明されていない事柄が記されているとか。
シュメール人は地球のことを星のマーク7つで浮オ、7番目の惑星としていた。人類が20世紀に初めて発見した冥王星(もしくは海王星)から数えて7番目に位置するのが地球。円柱状で粘土の上を転がして絵にする円筒印象にも、惑星の配列や大きさが正確に記されている。
この知識はどこからきたのかについても、シュメールの歴史書は神から受け継いだと答えています。古代メャ|タミア文明はアッカドから受け継いだとメャ|タミア文明の遺跡から発掘された粘土板に書かれている。アッカドの遺跡で発見された記録には、アッカド文明はシュメールから引き継いだと記述されている。しかし人類の文明で最古のシュメール文明だけが神から文明を受け継いだと言っている。事実、驚くべきことにシュメールからメャ|タミアまでは文明が退化していると言われており、21世紀に入っても多くの分野において人類は未だ当時の水準に達していないのだとか。
20世紀になって発見された天王星、海王星、冥王星の存在もシュメールの粘土板には既に記録され、さらには現在NASAが調査している第10惑星の存在まで、すでにシュメールの粘土板には記載されているなど、驚くべきことを私たちに語りかけてくるシュメール文明。これらがどのようにして成し得たのか、シュメール人とはどのような存在だったのか、それは私たちには知ることはできない。ただ気にかかるのは、時代が進むにつれ失われていく真実があるのだということ。超古代に生きたシュメール人が知っており、現代に生きる人類が忘れかけている真実。それを知るために私たちに与えられた唯一にして真実の歴史を紐解くときがきた。