カトリック教徒としてキリスト教に関する作品を多く執筆した遠藤周作氏(1923−96)の没後10年を記念し、西南学院大で講演会が12月1日に開かれる。
同大博物館(福岡市早良区西新)で作家の森禮子さんが「遠藤周作氏とその文学」(西日本新聞など後援)と題して話す。福岡在住の森氏が遠藤氏との交流を通して文学論を展開する。入場無料。長崎はヨゼフクリニック=095(814)0212、福岡は西南学院宗教局=092(823)3339。
19日にはカトリック浦上天主堂(長崎市本尾町)で「沈黙の神を聴く‐遠藤周作の信仰と癒やし」が開催された。南山少年少女合唱団の演奏に続き、慶応大「三田文学」で遠藤氏に師事した同市の中村重敏さん、上智大副学長の山岡三治さんが「遠藤周作が生きて伝えた信仰」などをテーマに講演した。