Skip to main content
2026年1月30日09時36分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

平野耕一牧師「イエス伝」(6)・・・その力はどこから来たのか(下)

2009年6月4日10時40分
  • ツイート
印刷
+

 神を信じる善良な者たちが礼拝の場でこれほどまで激情し、これほどまでの行動に出たのは、理解しがたい。なぜか。よほどのことにちがいない。



 ごく最近まで中東の国々で同様のリンチが行われていた。被告者を崖ふちまで追い込み、群がった男たちが石を投げつけ、耐えられなくなった被告者は自ら崖から身投げして死を迎えるというのがシナリオだ。今日でもイスラエルの至るところにサッカーボール大またソフトボール大の石はゴロゴロころがっている。彼らが投げつけようとしたのは小石ではなかった。



 長老格つまり最年長のリーダーが、まず一石を投げつけるのが当時のやり方だ。敵対心に燃えた男たちは手に石を握り締めた。初投と同時に、力を振り絞ってイエスに投げつけようと待ち構えていた。



 男たちはその合図があまり遅いので、リーダーに目をやると、投げつけようとして振り上げた彼の手は硬直していた。



 崖のふちに立ったイエスは一瞬、谷底を見ているようであり、また祈っているようにも見えた。イエスがゆっくりと頭をもたげると、その目線はリーダーの目とぶつかった。すると、イエスの力強い燃える炎のような視線に捕えられた男のからだは、金縛りにあったように固まってしまったのだ。



 一同の目はリーダーから離れてイエスに目線を移した。イエスはゆっくり頭を動かしながら、しっかりと男たちの顔をぐるりと見渡した。男たちの目はイエスの目と交差した。ピーンと張りつめた空気の中で石を握り締めた彼らの手はピクピク痙攣した。



 イエスは静かに確かな一歩を立ちはだかる男たちに向けて踏み出す、男たちは後ずさりした。歩を進めるごとに彼らは後ずさりし続け、ついに男たちの列は二手に別れる。イエスは、何と、彼らの真ん中をスタスタと通りぬけて行ってしまったのだ。イエスは二度と後ろを振り返ることはなかった。男たちはその場から一歩すら動くことができなかった。



 すべては無言のうちに行われた。その場を覆った沈黙の中の緊張感は男たちの身の毛をよだたせた。一言すら誰の口からも発せられなかった。静まり返った中で、彼らはイエスに道を開いた。無言の迫力に圧倒された。



 イエスがごく普通の人と思われていたことを示唆するもう一つのエピソードがある。それは、自分の周りに集まる人々へのミニストリーで、イエスも弟子たちも食事をする暇すらなかった時に、ある人たちが「気が狂っている」と言ったのだが、それを聞いたイエスの身内の者たちはイエスを連れ戻しに来たのだ。



 また、ある者たちが「イエスは悪霊につかれている」と言ったとき、災難が自分たちにふりかかることを恐れて連れに来たのだ。家族はイエスをそれほど特別視していなかったことは明らかだ。弟たちはイエスの弟子になろうとはしなかった。



 ペテロは母マリヤと親しくナザレ時代のイエスについて聞いていたのだが、何も語ってない。ヨハネなどは母マリヤを養母として迎えともに生活しケアーしたので、ナザレ時代のイエスについては詳細に知っていたはずだが、その福音書には一言も言及していない。つまり、書くほどのことはなかったのだ。



 これらはイエスは普通を超えた人ではなかったこと、つまり、変貌はごく短期間に急に起こったことを示している。



 それにしても。ここまでイエスを変貌させたものは、いったい何だったのか。



 人生に激変が走る時がある。アブラハムは七十五歳と百歳、イサクはおそらく十五歳と四十歳で、ヤコブはほぼ十七歳と四十五歳の時、ヨセフは十七歳と三十歳、モーセは四十歳と八十歳で、この激変を経験した。



 私も二十歳前後で、洗礼、献身、神学校訓練、米国留学と矢継ぎ早に変化が起こり、四十四歳で帰国、開拓伝道などを開始した。20才前後と四十歳前後に激しい変化を体験した。



 激変のときには、私のように小さなスケールの人間ですら大きな力が働く。イエスにはどんな力が働いたのだろうか。 (次回につづく)



◇



 平野耕一(ひらの・こういち):1944年、東京に生まれる。東京聖書学院、デューク大学院卒業。17年間アメリカの教会で牧師を務めた後、1989年帰国。現在、東京ホライズンチャペル牧師。著書『ヤベツの祈り』他多数。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • 信仰によって生きよう! 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(1月30日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる③

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • 衆院選で外国人敵視拡大に懸念、外キ協など11団体が共同声明「排外主義の扇動に反対」

  • 聖書原語への招き―霊に燃え、主に仕えるために(1)霊に燃える 白畑司

  • ワールドミッションレポート(1月27日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる①

  • ワールドミッションレポート(1月28日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる②

  • ダビデの幕屋の建て直しを 東京・御茶ノ水キングダム祈祷会、1月31日からスタート

  • 聖書のイエス(27)「イエスはパンを取り、感謝をささげ」 さとうまさこ

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • 「ひふみん」で親しまれた加藤一二三氏死去、86歳 カトリックの将棋棋士

  • 英宣教学者「2026年は記憶する限り最も霊的に開かれた年になる」

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • 「罪のない最も弱い存在を殺す行為」 中絶反対を訴え行進、マーチ・フォー・ライフ

  • ダビデの幕屋の建て直しを 東京・御茶ノ水キングダム祈祷会、1月31日からスタート

  • お薦めのボンヘッファー入門書3冊 映画を観て興味を持った人のために

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • 「われわれは暗闇の中にいる」 抗議デモの拡大に伴うイラン人キリスト教徒の恐怖と孤立

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(240)一神教と多神教の違いを軽率に扱いたくない 広田信也

  • いのちのことば社、元職員の不適切な会計処理巡る質問・意見への回答を公表

  • 米福音派の著名作家、フィリップ・ヤンシー氏が不倫を告白 執筆・講演活動から引退

  • 「ひふみん」で親しまれた加藤一二三氏死去、86歳 カトリックの将棋棋士

  • ドニー・マクラーキン牧師の件で日本の皆さんに伝えたいこと

  • 米のベネズエラ攻撃・大統領拘束に対する現地の福音派キリスト者の反応

  • 「信徒の友」「こころの友」などが休刊へ、日本キリスト教団出版局の事業整理・縮小で

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • 英ポルノ女優リリー・フィリップスさんが受洗 心からの回心?売名行為? 真意巡り議論

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • 日本聖書神学校、2026年度から「基礎科」新設

編集部のおすすめ

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.