長崎で24日に開かれる「ペトロ岐部と百八十七殉教者」の列福式に、今回列福者188人の内52人を出した京都からは、588人のカトリック信徒が出席する。京都新聞が伝えた。
今回列福される京都の52人は、1619年の「京都の大殉教」で亡くなった殉教者。昨年6月に52人の列福が決まって以来、京都では記念講演会の開催や、地元信徒と市民有志らによる京都の大殉教を題材とした劇が上演されるなど、列福式を記念した催しが行われてきた。
京都の大殉教は、「長崎の大殉教」(1622年)、「江戸の大殉教」(1623年)とともに日本の三大殉教として数えられている。長崎、江戸の大殉教では殉教者に海外から来た司祭や修道士が含まれ、長崎では55人が、江戸では50人が斬首・火あぶりによって殉教した。一方、京都では殉教者に海外宣教師は含まれず、信徒52人が十字架での火あぶりにより殉教。今回の列福式でその52人全員が福者となる。