クリエーション・リサーチ(東京都立川市)は10月8日から15日まで、米ケンタッキー州で昨年オープンした創造説に基づいて自然科学や歴史を学ぶことができる博物館「クリエーション・ミュージアム」などを訪問する8日間の旅、クリエーションツアーを行う。ツアーガイド・通訳は、同団体の宇佐神実氏が務め、同博物館のほかノアの洪水と関係が深いと考えられている米国の2州を訪れる。
約5600平方メートルの敷地を持つ同博物館は、米国の創造論伝道団体であるアンサーズ・イン・ジェネシスが総工費約31億円をかけて建設。創世記に記されている6日間の創造を様々な角度で展示する。昨年5月の開館時には世界130以上のメディアが駆けつけ、来館者はすでに50万人を越える。
ツアーでは2、3日目に同博物館を訪れ、その後世界遺産の一つであるアリゾナ州北部のグランドキャニオンとワシントン州にあるセントヘレンズ山を訪れる。進化論ではグランドキャニオンは数億年かけて積もった地層を数百万年かけてコロラド川が浸食したとしているが、ノアの大洪水の際に全地球規模の大激変で一気に出来上がったと考える創造論的モデルでなければ説明できない部分が多くあるという。
また、1980年に噴火したばかりのセントヘレンズ山は噴火後に標高が400メートルも低下。数日間で数メートル級の地層が形成されたり、泥流によって急激に狭谷が形成された事実は、進化論に立つ地質学の常識を破るもので、創造論の洪水地質モデルを立証する実例の一つとされている。
クリエーション・リサーチは、聖書に記されている6日間の天地創造をそのまま信じるに値することとし、聖書が非科学的ではないことをわかりやすく伝えることで信仰者や求道者を励まし、聖書信仰への確信を与える手助けを目的に活動。ホームページでは、「よくある質問と答え」として、Q&A方式で創造論と進化論に関する全般的な説明を行っている。