私は、誰よりも物に対する愛着心が強く、整理が下手な人間です。そんな私が、必要に迫られて、要る物と要らない物を分別して、要らない物を捨てられるようになるまでには、多くの時間がかかりました。
要らないけど捨てたくない物は、無理に捨てるのではなく、賞味期限付きの「猶予箱」に入れることにしました。賞味期限は、1カ月でも3カ月でも半年でもいいと思いますが、最大1年としました。
不要だけど捨てるにはもったいない物を、その箱にどんどん入れていきます。捨てる期限をマジックで大きく書きます。期限を1年にするなら、今日から1年後の日付を大きく書きます。
その日までに一度も思い出さなかったし、使わなかったなら、無条件に捨てます。1年が経過しても、まだ捨てたくない物に対しては、もう1年猶予を与えます。何度か使う必要があった物は、必要な物扱いをして、それが必要な時に、すぐに出せるように整頓します。
捨てるときに感じる痛みは、いかんともしがたいものですが、その痛みが次につながっていくのです。次回は、そのことについてお話したいと思います。
ぜひ、不要だけどもったいなくて捨てられない物があるなら、箱に最大1年間保管してみてください。たいていはスパッと捨てられるようになるものです。
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