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ささきみつおの「ドント・ウォリー!」(37)…揺るがない心の平安を持とう

2008年1月10日00時05分
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佐々木満男弁護士+
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 『どんなことにもくよくよするな!』(イーグレープ出版)の著者、佐々木満男弁護士のコラムを連載します。ラジオ大阪で現在放送中の人気番組「ささきみつおのドント・ウォリー!」(放送時間:毎週土曜日朝11:45〜、インターネットhttp://vip-hour.jp/で24時間無料配信中)でこれまでに放送された内容を振り返ります。「ミスター・ドント・ウォリー」こと佐々木弁護士が、ユニークな視点から人生のさまざまな問題解決のヒントを語ります。(Amazon:どんなことにもくよくよするな!)




◇



 あなたはいつも心に平安がありますか。どんなことが起きても動揺しない深い平安を持っていますか。今や日本は9年も連続して自殺者が3万人を超えています。人口比の自殺率は毎年、世界一位、二位をロシアと争っています。社会主義が崩壊し、貧しさにあえぎ、将来に希望が見えないロシアの人たちが自殺に追い込まれるのはよく分かります。 しかし、世界の経済大国、最も平和で安全な日本の人たちがなぜ自殺していくのか、外国の人たちにはよく分からないようです。



 自殺の原因は、要するに心の深い場所で平安を失っているからではないでしょうか。心の平安を失うと、いろいろなトラブルを起こしたり、トラブルに巻き込まれたりしがちです。小さな問題を乗り越えられないばかりか、かえってそれを大きな問題にしてしまいます。 逆に、心の平安があれば、大きな問題も小さな問題にして、軽々と乗り越えていくことができます。そういう意味で心の平安ほど大切なものはありませんね。



 ゆるがない心の平安を持つにはどうしたらよいのでしょうか。神に祈ったり、座禅を組んだり、ヨガをしたり、瞑想に耽ったり、方法はいろいろあると思います。一番大切なことは、「揺るがない心の平安を持とう」と固く決心し、普段の生活の中でそれを実行していくことではないでしょうか。



 お金をたくさん持っていれば安心だ。有名大学を出れば安心だ。高い地位につけば安心だ。良い資格を持てば安心だ。こう考えて、心の平安を持つために毎日必死にがんばって生きていきます。ところが、お金をたくさん持てば持つほど、税金の問題や運用の問題がでてきて、決して心は平安ではありません。有名な大学を卒業しても社会に出れば、熾烈な競争が待っています。良い資格を取っても、責任ある仕事をしていくのは大変なことです。幸せな結婚をしても、現実には家族のトラブルは絶え間なく生じてきます。健康だと思っていても事故にあったり、病気になったりする危険はつきまとっています。その他、火事や地震や戦争のことまで考えたら、どこまで行っても揺るがない心の平安を持つことはできません。



 要するに、「揺るがない平安を持とう」と思ったら、外側の状況に頼ったり、外部の条件に依存してはいけないのですね。なぜなら、状況や条件は必ず変化し、揺らぐものだからです。変化したり、揺らいだりするものに頼れば、心も一緒に変化し揺らいでしまうのは当然です。



 アメリカのプロ野球大リーガーの松井秀喜選手は、「不動心」という題の本を書いています。野球選手として活躍していくには「不動心」が一番大切だと思っているのですね。「不動心」とはすなわち、「揺るがない心の平安」のことです。「ゴジラ」というニックネームで親しまれているホームランバッター松井選手は、昨年(2006年)試合中に左手首を骨折してしまいました。バッターが手首を骨折するということは大変なことです。もしかしたら、二度とバッドを振れなくなるのです。野球選手としては致命傷になりかねません。



 「不動心」の中で、松井選手は左手首骨折の悲劇をどう乗り越えてきたのかについて書いています。まず、「変えることができない物事」と「変えることができる物事」を区別すること。「変えることができない物事」については、そのありのままを受け入れて、「変えることができる物事」については、一生懸命にそれを変える努力するということですね。



 「左手首骨折」という過去の事実は起きてしまったことですから、変えることはできません。「あの時、こうすればよかったんだ、あの時ああしなければよかったんだ、あいつが悪いんだ、自分が悪いんだ」と嘆いても無駄だということですね。過去の出来事にこだわると、自分の心が後ろ向きになってしまいます。そうすると、前に向っていこうという意欲がそがれてしまうのです。



 「左手首骨折」という事実をあるがままに受け入れたうえで、松井選手は、これから自分にできることは何かを考えました。厳しいリハビリの訓練を受けて、骨折をいやし、再びバッターボックスに立てるように全力を尽くすことにしました。



 もう一つ松井選手が実行したことは、「決して弱音をはかない」ということでした。心の中では、不安になったり、弱気になることがあっても、それを決して口に出して言わない。逆に、「大丈夫です。必ずカムバックします」「また再びホームラン王になります」というように、前向きで肯定的な言葉を常に語るようにしました。



 それは彼が言葉の力を信じているからです。「物事はその人が普段から言っている通りになっていくものだ」ということを、体験的に知っているのですね。



 見事カムバックして大リーガーのバッターボックスに立った松井選手は、再びホームランをかっ飛ばしています。「『左手首を骨折したことがよかったんだ』といつか言えるようになりたい」と語っています。新聞記事によると日本で活躍していた頃から松井選手の愛読書は「聖書」だったということです。今では、チームの仲間たちと一緒に聖書を学んでいるそうです。松井選手の「不動心」すなわち「揺るがない心の平安を持つ」秘訣は、聖書と彼の積極的な考え方にあるんですね。



 「揺るがない心の平安を持つ」には、なにがあっても揺るがない存在を信じることと、どんな状況にも前向きに取り組んでいく積極的な姿勢が大切なのですね。




◇




 佐々木満男(ささき・みつお):国際弁護士。宇宙開発、M&A、特許紛争、独禁法事件などなどさまざまな国際的ビジネスにかかわる法律問題に取り組む。また、顧問会社・顧問団体の役員を兼任する。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL.M)。

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