Skip to main content
2025年9月13日07時07分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

組織的犯罪、南米大陸に蔓延

2012年6月6日16時19分
  • ツイート
印刷
ミチョアカン州アパチンガンで警備をするメキシコ軍の様子+
 暴力団、麻薬取引組織が南米大陸を土壌により力強く蔓延していることが最近の調査報告により明らかになった。5日、米クリスチャンポスト(CP)が報じた。南米大陸全土で問題となっている脆弱で欠陥のある法制度や刑務所が満員状態となっていること、大衆層に貧困問題が蔓延していることが、南米での組織的犯罪の蔓延、および組織の活動活性化に寄与しているという。
 
 メキシコミチョアカン州では、5カ所の物資配給センターで建物の襲撃に遭い、運送トラック数十台が焼かれる攻撃が生じた。同州広報担当者のジュリオ・ヘルナンデス氏によると、同事件は麻薬犯罪組織による組織的な犯行であったと考えられるという。

 AP通信では、メキシコの麻薬カルテルは、中小企業のセキュリティを確保することと引き換えに、過剰な料金を請求し、これらの企業が存在する都市を麻薬カルテルの統制下に置いていることを報じている。

 南米大陸の組織的犯罪を調査分析する組織インサイト・クライムによると、麻薬貿易組織はメディアに対しても、メディアが麻薬貿易組織について報じるのを抑圧する方法を模索しているという。

 4月28日には、メキシコ人の記者レジーナ・マルティネツさんがメキシコベラクルス州州都ハラパで自宅に帰宅する途中の道で死体となって発見されている。インサイト・クライムによると、地方自治体さえも麻薬犯罪組織による組織的犯罪について詳しく調査することには及び腰であるという。レジーナさんの殺害については、彼女による麻薬犯罪組織に関する詳細な記事が殺害しようとするきっかけになったのではないかとインサイト・クライムは分析している。

 レジーナさん殺害事件のような事件はメキシコでは頻繁に生じており、メキシコの麻薬犯罪組織について詳細に報道した多くのジャーナリストたちがメキシコ国内で殺害されているという。インサイト・クライムによると、昨年9月にはメキシコ国内のソーシャルメディアを利用したブロガーさえも麻薬犯罪組織の実態についてブログ上で公開したことを理由に殺害される事件が生じたという。麻薬犯罪組織によって殺害された遺体の近くには「ソーシャルメディアやオンライン掲示板を用いて麻薬犯罪組織を非難する書き込みをするいかなる者も殺害する」という脅迫文が残されていたという。

 フォーブズ誌では、メキシコシナロア州カルテル組織指導者でメキシコ最大の麻薬王といわれるホアキン・グズマン容疑者が世界で最も力のある人々のうちの一人として発表されており、同容疑者はアップルCEOのティム・クック氏より高いランク付けになっている。同誌によると、グズマン容疑者の2012年3月時点の純資産額は十億ドルにもなるという。

 麻薬犯罪組織はメキシコ以外の南米大陸全土の国々にも深刻な影響をもたらしている。麻薬犯罪組織が中小企業に手数料を支払うように強要し、手数料を受けることで中小企業が攻撃されず、安全に経営できるような状態になっているという。

 特に民間運送会社が麻薬犯罪組織のターゲットとなりやすい傾向にあり、バスの運転手に対し、「手数料」を支払わなければ、バスを攻撃し、殺害するという強迫を受けることもあるという。2010年6月には、麻薬犯罪組織が民間バス運営会社が、同組織に手数料を支払うことを拒否した結果、同バス会社のバスを乗客がまだ乗っている状態で、犯罪組織が放火する事件が生じた。同事件で乗員乗客14名が死亡し、16名が負傷したという。

 今年3月には、エルサルバドル大統領のマウリシオ・フネス氏が麻薬犯罪組織との交渉に合意して、同国の刑務所で麻薬犯罪組織に属する囚人に良い境遇を与えることで、同国に蔓延する暴力問題を麻薬犯罪組織が統制するようにしたとの噂が生じた。国連によると、エルサルバドルは中南米諸国のうちでも最も殺人事件の発生頻度が高いという。

 同国の新聞「エル・ファロ」によると、3月には数人の高い位に位置する麻薬組織指導者らが大統領との交渉の結果セキュリティの厳重な刑務所からセキュリティの弱い施設に移動したという。大統領と麻薬犯罪組織による国家的な犯罪率削減による交渉の後、同国の犯罪率は59パーセント以上減少したという。

 一方フネス大統領は、同紙の報道を否定しており、同政府は「刑期を終えて社会復帰するための活動プランを実行しているだけである」と主張している。メキシコの大統領候補エンリケ・ペニャ=ニエト氏も、同様な協定を麻薬犯罪組織と結ぼうとしているという噂が生じている。フォックスニュースによると、エンリケ氏は同件について問われた際、コメントを控え「私の政策目標はわが国での暴力削減にあります」と答えるのみに留まったという。

 同様に麻薬犯罪組織の蔓延に苦しむコロンビアでは、FARC(コロンビア革命軍)が同国の麻薬密輸入や外国人や軍人の誘拐、強奪事件に組織的に関わっているといわれている。インサイト・クライムによると、2008年にFARC軍事指導者のペドロ・アントニオ・マリン氏が死去してからますます政治的影響力を高めるようになってきたという。

 2008年以来FARCは数十人の誘拐した人質を解放しており、コロンビア政府との和解策を始めているという。今年2月にはFARCは物資強奪のための誘拐行為から手を引くことを宣言したものの、コロンビア政府とFARCの摩擦は未だに継続して生じている状態にあるという。

  • ツイート

関連記事

  • メキシコローマ教皇来訪で憲法改正の動きへ

  • 世界学生キリスト教連盟、総会控え活動計画採択

  • プロテスタント25万人超がブラジルで宗教の自由求め行進

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • ワールドミッションレポート(9月13日):インド リクシャに乗せて、デリーの街角へ福音を

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(243)聖書と考える「世界の果てまでイッテQ!」

  • ワールドミッションレポート(9月12日):中国のリス族のために祈ろう

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.