【CJC=東京】世界規模で伝道を展開するルイス・パラウ氏が3月に中国を訪問、同行したジェームス・ミークス牧師と共に、20、21の両日、浙江省杭州の教会で伝道集会を開催、延べ1万4000人が参加した。この伝道にはシカゴのセイラム・バプテスト教会聖歌隊52人も協力した。
それに先立ち、パラウ氏は北京で、ジョン・ハンツマン・ジュニア米国大使と共に、中国政府高官と会談した。パラウ氏は将来、中国の公共の場で音楽伝道を実施したいとの希望を語った。
「キリスト教はもう中国では外国の宗教とは見なされていない。中国人数百万人が、イエス・キリストは中国のためにおられ、中国はイエス・キリストのためにある、と言っている」と語るパラウ氏。この10年間で、中国政府指導者と大きな友情が生まれ、中国の人々によって、特に教会と政府指導者双方から中国の友人と受け止められるようになった、と述べた。
2009年9月、葉小文氏の後任として中国国務院国家宗教事務局長に就任した王作安氏とも会談した。王氏は、中国社会における宗教の積極的な役割と調和の取れた社会を目指す中国の目標に宗教がどのように貢献出来るかを評価する新政策をパラウ氏に語った。王氏は、キリスト教会の慈善活動を賞賛した。「良いキリスト者は善良な市民」と言う。中国で成長しつつある市民社会には調和と安定性が非常に重要であり、キリスト教会は、慈善と社会奉仕でますます脚光を浴びるようになっている。
パラウ氏は、教会の登録をより容易にするよう訴えた。王氏は、登録した教会は米国と同様に財政的責任を果たすのだ、と述べたが、パラウ氏も、財務の透明性が公共に奉仕する団体には重要、とする点では意見が一致した。