来年2月8日から始まる第32回弘前城雪燈籠まつりで、四の丸イベント会場のメイン大雪像のモデルに青森県弘前市山道町の日本聖公会・弘前昇天教会が選ばれた。同運営委員会が先月30日行われ、同市土手町にあった「角み呉服店」と共に採用された。陸奥新報が1日伝えた。
同紙によると、大雪像は陸自弘前駐屯地協力隊が製作し、大きさは高さ7メートル程度になる予定。従来の大雪像よりは小さめになるが、2つの雪像により十分な見応えが確保できそうだという。
弘前昇天教会の創建は1900年。現在の聖堂は1921年、米宣教師ジェイムス・M・ガーディナーが設計し、大工の林緑が建設したとされている。英国方式で積み上げられたレンガ造りのゴシック建築で、同県の重要文化財にも指定されている。
弘前城雪燈籠まつりは、国の重要無形民俗文化財に指定されている「弘前ねぶたまつり」などと共に「弘前四大祭り」に数えられる祭りの1つ。毎年2月に桜の名所として知られる弘前公園で行われ、約500の大小様々な燈籠や雪像が並ぶ。