【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ大聖堂の右手に2017年初め、マクドナルドがオープンする。
しかし、マクドナルドが入居する建物に住む枢機卿7人は、「建築的伝統に全く敬意を払っていない」「ファストフードは健康に悪く、バチカンが旅行者に対して提供するのはいかがなものか」などと批判しているという。また、その中の1人が、ローマ教皇フランシスコに苦情の書簡を送ったともされている。
しかし、バチカンの財政を預かる聖座財産管理局長のドメニコ・カルカーニョ枢機卿は、「計画は法的に有効で、何の否定的要素やスキャンダルもなく、見直すつもりはない」と批判を一蹴した。
「@ニフティ」ニュースによると、このマクドナルドの店舗面積は538平方メートルで、実際にオープンすれば、騒々しさやハンバーガーのにおいが立ち込めることは避けられないとみられる。しかしそれと引き換えに、バチカンには月3万ユーロ(約340万円)が賃貸契約で入るという。