岩手県宮古市の近藤和也市議(44)=宮古市田の神=が9日、18歳未満であることを知りながら女子高生にみだらな行為をしたとして、岩手県青少年環境浄化条例違反容疑で逮捕された。河北新報などが伝えた。
同紙によると、近藤容疑者は昨年9月下旬、岩手県内の宿泊施設で、県中部の10代の女子高生にみだらな行為をした疑いが持たれている。女子高生の母親が昨年末、警察に相談して発覚。近藤容疑者は調べに対し、容疑を認めているという。
2人はインターネット上のコミュニティーサイトで知り合い、時事通信によると、女子高生の携帯電話の履歴などから近藤容疑者が浮上した。
近藤容疑者は2014年の無投票市議選で初当選。宮古市のホームページによると、市議会では建設常任委員会に所属し、議会広報編集特別委員会副委員長を務めている。所属会は「ネクストみやこ」。また、仮設住宅に住む被災者向けに情報誌を発行するNPO法人「三陸情報局」(宮古市)の理事長も務めている。
近藤容疑者の逮捕を受け、宮古市議会の前川昌登議長は読売新聞に対し、「NPO法人の活動を通じて被災者に近い立場で活動をしており、日頃の議員活動にも問題はなかった。信じられないが、事実なら市議会に対する信頼を著しく損なう問題で、誠に遺憾だ」とコメントしている。