【CJC=東京】教皇フランシスコは20日、ローマで開かれた麻薬規制に関する国際会議の参加者との接見で、麻薬の常用は邪悪であり、屈服や妥協が許されるべきものではないと主張。世界で麻薬を合法化するなどの動きが広がっていることに、「極めて悪い考え」と反対する立場を表明した。
マリフアナなどを合法化する傾向は立法的な見地から問題があるだけでなく、社会に好ましい影響を与えるものでもない、と教皇は指摘した。
米国では、CNN放送と世論調査機関「ORCインターナショナル」が今年1月に発表した麻薬に関する世論調査によると、55%がマリフアナ合法化を希望。1987年の同様調査と比べ、16ポイント激増していた。