「特定秘密保護法に反対する牧師の会」(朝岡勝、安海和宣共同代表)の賛同者が20日までに510人となった。同会が21日明らかにした。昨年12月6日に特定秘密保護法が成立したことで発足した同会は、発足2カ月に満たないが、賛同する牧師が増し加わり、来月10日には同会編のブックレットも緊急出版する予定だ。
同会は「『特定秘密保護法に反対する牧師の会』が発足し、活動を始めることを、誰が2カ月前に想像できたでしょうか。日本の社会を覆う大きな闇に対して、全国の牧師が危機感を持ち立ち上がったのです」と、同会の意義を伝えている。
一方、「『牧師の会』発足以来、一つひとつのプロセスに主の導きがありました。自分の頑張りではどうにもならないことも、一緒にいてくださる神から習い、学び、押し出されることによって、そこから神の国が始まることを『牧師の会』の働きを通して体験しています」と証している。
2月10日に出版が予定されているブックレットでは、論考として、川上直哉氏(仙台市民教会牧師)、濱野道雄氏(西南学院大学准教授)、山口陽一氏(東京基督教大学教授)、弓矢健児氏(千里山教会牧師)が執筆、牧師たちの言葉として、佐々木真輝氏(北上聖書バプテスト教会牧師)、城倉啓氏(泉バプテスト教会牧師)ら30人が執筆している。その他、多くの教団やキリスト教団体が出した声明などの資料も豊富に掲載しているという。
同会の賛同者になるには、「所属教団・団体名」「教会名」「職名」を明記し、同会事務局のメールアドレス([email protected])まで。問い合せは、同会事務局(住所:東京都板橋区徳丸6-24-10 徳丸町キリスト教会気付、FAX:03-3935-3445、メール:同上)まで。