キリスト教信仰を理由に「君が代」斉唱を拒否する子供たちをいじめや孤立から守ろうと、金沢教会(石川県)の漆崎英之牧師(日本宗教問題研究所所長)が替え歌「真の君をたたえよ」を提案した。
替え歌の歌詞は、発音中の母音や子音を原曲と同じか似たものにして、大きな声で歌っても別の歌詞とは気づかれにくいようになっている。
入学式や卒業式で「君が代」斉唱の際、起立しなかった教員や児童・生徒に対し複数の都県教育委が処分や指導、調査を実施している。漆崎牧師は「キリスト教信仰が原因で周囲の子供たちから阻害されたりいじめにあったりすることがあってはならない。私たちは知恵を出しあって子供たちを守らなければ」と話す。
漆崎牧師によれば、君が代の歌詞は「天皇の御代は いついつまでも 細かな石が固まって 大きな岩となり その岩に苔が生えるほど永遠に続きますように」という意味で、キリスト教界では「天皇を拝礼する内容で危険」などとの批判的な意見が主流だ。
提唱された替え歌は以下:
<替え歌>
きみがこは きよき おしろに たたれ ちちの いさおとなりて こえの みつまで
きみがこは = 生ける神の御子であられる真の君イエス・キリストは
きよき おしろに たたれ = 聖なる天のみ国において
ちちの いさおとなりて = わたしたちを罪とその力から解放するために、わたしたちに代わって、ちちなる神の功となられ
こえの みつまで = その統治は、とこしえに。アーメン
<原曲>
きみがよは ちよに やちよに さざれ いしの いわおとなりて こけの むすまで