第113回関西聖会(関西聖会委員会主催)は3日、東京若枝教会牧師の飯塚俊雄氏が最後の集会で講演し、神は「焼き尽くす火」(申命記4・24)で「神ご自身が私たちの内に聖霊の火として宿り給う」と説き、「今私たちはその火を受けているだろうか」と罪の悔い改めと神への明け渡しを訴えた。
飯塚氏は、天につくものと地につくものが混じりあう半肉半霊の状態で、何年たっても腹の中に冷たいものを残して漫然と信仰生活を送る「なまぬるい」(黙示録3・16)キリスト者がいると指摘し、「(イエスは)熱心になってきっぱり悔い改めよと、愛の勧めをしておられる」(黙示録3・19)と説いた。
また、神と人に対する愛が下火となって感謝に乏しく、聖霊に満たされることが欠けているキリスト者がいるとし、「祈りの火を絶えずかき立てられる必要がある。祈りとは神を見つめる訓練。神は私たちの祈りを待っていてくださる」と祈りの必要性を説いた。
さらに、聖書によって罪を示されても心からの悔い改めをしない「裏返さずに焼かれた菓子」(ホセア7・8)のようなキリスト者がいると指摘し、「ここで火を通していただきたい」と徹底的な罪の悔い改めの必要性を強調した。
飯塚氏は、イエスの生涯に間断なく燃え上がっていた聖霊の火が、ペンテコステ以来、主を切に求める人々の内に留まり、罪を焼き尽くし、キリストの似姿を焼付けて今も燃え上がっていると説き、「私たちの生涯がそうでありたい」と訴えた。