夏の参院選を控え、元外務官僚で牧師の金子道仁(みちひと)氏(52)が、日本維新の会の参院比例区第30支部長に就任した。官僚としての経験や牧師としての立場、教育や福祉に携わってきた経験を生かし、「神に仕え、国に仕え、隣人に仕えていきたい」としている。
金子氏は、1970年横浜市生まれ、兵庫県猪名川町在住。東京大学法学部卒業後、外務省に7年勤務。その後、98年から猪名川町にあるキリスト教会「グッド・サマリタン・チャーチ」牧師。その他、フリースクール「光の子どもクリスチャンスクール」副校長、社会福祉法人「グッド・サマリタン」理事長などを務めている。7歳から25歳までの4男4女の父で、自身の両親、妻の両親とも近所で暮らす大家族。
超教派のキリスト教関係では、2010年に大阪市で開催された「関西フランクリン・グラハム・フェスティバル」のキッズ委員会でKFSM(キッズ&ファミリー・サポートミッション)委員を務め、日本国際スポーツパートナーシップ(JiSP)に所属するなどしている。
震災復興支援のボランティア活動にも取り組んでおり、東日本大震災ではこれまでに14回、熊本地震では4回、ボランティアとして被災地を訪問した。
公式サイトでは、「全国の教会と協力しながら、愛する日本のために働いていきたいと考えています」などと表明。▽教育からの地方創生、▽福祉からの地方創生、▽地方自治は民主主義の学校――の3つの提言を掲げ、それぞれに聖書の言葉も添えている。
28日には、金子氏を支援する「祈りのサミット実行委員会」の主催で「御心を求める祈り会」が東京のお茶の水クリスチャン・センターで開催された。金子氏は講師として参加し、サルーキ=と神山みさが音楽ゲストとして出演するなどした。
公式サイトには、有賀喜一氏(リバイバルミッション顧問)、池田博氏(本郷台キリスト教会アドバイザー牧師)、尾山令仁氏(聖書キリスト教会会長牧師)ら牧師10人が顧問として、永井信義氏(東北中央教会牧師)、横田法路氏(油山シャローム教会牧師)ら牧師7人が発起人として名を連ねている。