信州からこんにちは! ちいさな絵本やノエルです。
今日は、これまでの絵も内容も素晴らしい絵本と違い、ちょっとショッキングな絵本をご紹介いたします。リサイクルショップの片隅で見つけた薄汚れ古ぼけた絵本、『動物部隊』です。
戦前か戦中か、文は「そのやうに、動物たちが こまりきつて ゐるのでせう・・・」と、旧仮名遣いの文章です。この絵本についてちょっと調べてみたのですが、作者、出版社共に現存していないようです。(もし、どなたか詳しいことをご存じでしたら、教えてください)
内容が驚きです、絵本を教育道具として子どもたちに読み聞かせていたのでしょうか。それは洗脳に近い、他国侵略の奨励絵本と言っても過言ではない絵本でした。
欲しがりません勝つまでは・・・の精神!? さらに驚愕(きょうがく)は・・・「あとがき」の恐ろしさ。
このようにして幼い心を麻痺させて、良いこと悪いことを見えなくしてしまっている。大きな罪だと思います。絵本をこのような道具にしてしまう恐さを感じます。
「若い連中が尋ねるんだよ。『あちこちで戦争。飢餓。環境の汚染・・・いったいどこがワンダフル・ワールドなのか』と。でもね、世界を悪くしているのは、私たち自身なんだよ・・・」
トランペットミュージシャンでジャズ界の巨星ルイ・アームストロングは、亡くなる前年に再録音した「この素晴らしき世界」の曲の冒頭で語り掛けます。「ワンダフル・ワールド」とは、人の内面にある心・愛であると歌い続けました。(風言葉より)
ちなみに、作詞作曲者のボブ・シールはベトナム戦争を嘆き、平和な世界を夢見てこの曲を書いたといいます。
「・・・聖書はあなたに知恵を与えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができるのです。 聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。それは、神の人が、すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となるためです」(Ⅱテモテ3:15~17)
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