臼田宣弘
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ヨハネ福音書を読む(36)「神の業が現れるため」―エリフの言葉を超えるもの― 臼田宣弘
今回は、9章1~7節と35~38節を読みます。1~7節については第33回でも一度お伝えしましたが、8章12節以下の「私は世の光である」というメッセージに関連してのみでしたので、今回再度取り上げ、詳述したいと思います。
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ヨハネ福音書を読む(35)「追い出された信徒」―キリスト教徒は追放という時代― 臼田宣弘
今回は、9章24~34節を読みます。前回は、8~23節について、ヨハネ福音書が書かれた紀元80年以後に回心したある信徒の話であるという視点で執筆しました。今回はその続きですので、舞台は前回と同じ紀元80年以後のある町とします。
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ヨハネ福音書を読む(34)「『イエスはメシアである』という告白」―福音書が執筆された時代の状況として読む― 臼田宣弘
今回と次回は、そういったヨハネの時代の教会の出来事が反映されているという観点から、執筆したいと考えています。そしてその中で、ヨハネの時代の教会の出来事が反映されていると考える理由についても述べたいと思います。
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ヨハネ福音書を読む(33)「イエス様の自己顕現」―私はある、私は世の光である― 臼田宣弘
ユダヤ人たちとイエス様の議論は続きます。ユダヤ人たちを非難していたイエス様に対して、彼らは「サマリア人」「悪霊に取りつかれている」という2つの「レッテル張り」をします。
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ヨハネ福音書を読む(31)「私はある」―モーセに顕現した方の名前― 臼田宣弘
今回は8章21~29節を読みますが、その前に、旧約聖書の出エジプト記3章1~15節に記されている、イスラエルの民がエジプトにおいてとらわれていたときの話である「モーセの召命」についてお伝えします。
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ヨハネ福音書を読む(30)「世の光であるイエス様」―罪の世を救う方― 臼田宣弘
聖書に見られる光に関する記述の中で、私にとって一番印象的なのは、エジプトを脱出したイスラエルの民を、夜になると火の柱が導いたと書かれている箇所です。幼い頃からこの話を聞くと、心がウキウキと躍ったことを覚えています。
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ヨハネ福音書を読む(29)「私もあなたを罪に定めない」―姦淫の女性とイエス様― 臼田宣弘
最初に、この箇所がキリスト教の歴史においてどのように捉えられてきたのかを、簡潔に記しておきたいと思います。この箇所は、文体や神学的な関連から、本来はヨハネ福音書の中にあったものではないということがいわれてきました。
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ヨハネ福音書を読む(28)「祭りの終りの日に」―仮庵祭でのイエス様(5)― 臼田宣弘
今回は、7章37~44節を読みます。仮庵祭は、秋の安息日から安息日までの8日間行われました。イエス様はその仮庵祭に参加され、その最終日を迎えました。もっともこの日は7日目であるという説もあります。
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ヨハネ福音書を読む(27)「ニコデモの再登場」―仮庵祭でのイエス様(4)― 臼田宣弘
今回は、7章31~36節と45~52節を読みます。ニコデモは、他の福音書にはその影さえも見いだすことができません。ヨハネ福音書だけに登場し、しかもその数は3度です。そのニコデモが、今回の箇所で再び登場しているのです。
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ヨハネ福音書を読む(26)「メシアはどこから来るのか」―仮庵祭でのイエス様(3)― 臼田宣弘
7章1節によりますと、イエス様を「ユダヤ人が殺そうと狙っていた」のです。しかし、エルサレムの人々の中にはそのことを知らない人たちもいました(19節)。けれども、エルサレムの人々の中には、知っていて傍観している人たちもいたようです。
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ヨハネ福音書を読む(25)「祭りの半ばの日の説話」―仮庵祭でのイエス様(2)― 臼田宣弘
前回お伝えしましたように、イエス様は、仮庵祭の行われているエルサレムに、ひそかに上って行かれました。それは、イエス様を殺そうとしていた人たちから身を隠すためであり、いわば十字架への道が、そこで示されていたのだと思えます。
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ヨハネ福音書を読む(24)「ガリラヤからエルサレムへ」―仮庵祭でのイエス様(1)― 臼田宣弘
前回、ガリラヤのカファルナウムでの出来事によって、イエス様から弟子たちが離れ、12弟子だけがイエス様のもとに残ったことをお伝えしました。今回お伝えするのは、その続きの出来事です。イエス様は引き続きガリラヤ地方を巡って教えを広めていました。
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ヨハネ福音書を読む(23)「12弟子」―筆頭者ペトロ― 臼田宣弘
カファルナウムは、ガリラヤ地方では中心となっていた町なのでしょう。イエス様は、宣教を開始されたとき、「ナザレを去って、ゼブルンとナフタリとの地方にある湖畔の町カファルナウムに来て住まわれた」(マタイ福音書4章13節)とあります。
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ヨハネ福音書を読む(22)「聖餐式の指示」―ヨハネ福音書が伝えているもの― 臼田宣弘
キリスト教礼拝の中心は聖餐式です。多くのプロテスタント教会では、聖餐式は月に一度にしており、コロナ以後はそれも見送っている教会もあると思いますが、カトリック教会や聖公会では聖餐式抜きの礼拝はなかなか考えにくいと思います。
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ヨハネ福音書を読む(21)「これはヨセフの息子のイエスではないか」―ユダヤ人たちのつぶやき― 臼田宣弘
今回は、6章34~51節を読みます。今回も前回同様、イエス様とユダヤ人たちの言葉を分けて表記します。ここでは、イエス様の言葉として大事なものであることを示している「よくよく言っておく」という言葉が2回伝えられています。
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ヨハネ福音書を読む(20)「世に命を与えるまことのパン」―朽ちる食べ物と朽ちない食べ物― 臼田宣弘
5千人の供食の話は4つの福音書全てにありますが、ヨハネ福音書には、その供食の話の後の6章後半で、パンについての説話が伝えられています。予定としては、今回から3回にわたって、その説話が書かれている26~59節を読みます。
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ヨハネ福音書を読む(19)「湖上歩行による神顕現」―第5のしるし― 臼田宣弘
イエス様は5千人に食事を提供した後、一人で山に行かれました。マタイ福音書14章23節とマルコ福音書6章46節の並行箇所では、「祈るために」山に行かれたとなっています。イエス様が祈るために一人で山に行かれることは、しばしばあったことでした。
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ヨハネ福音書を読む(18)「5つのパンと2匹の魚」―第4のしるし― 臼田宣弘
今回は、6章1~14節を読みます。ここでは、「カナの婚礼」「役人の息子の癒やし」「ベトザタの池での病者の癒やし」に続く、ヨハネ福音書における4番目のしるしの記事である「5つのパンと2匹の魚(5千人の供食)」のことが伝えられています。
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ヨハネ福音書を読む(15)「癒やされた人の告知」―ユダヤ人たちの迫害が始まる― 臼田宣弘
9章の登場人物は信仰告白しているのに対し、5章に登場するこの癒やされた人は、言葉で信仰告白をしていないため、よりネガティブな解釈が散見されます。そうした中で、この癒やされた人に対して、徹頭徹尾ポジティブな見解を与えているのがオディです。
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ヨハネ福音書を読む(14)「ベトザタの池での病者の癒やし」―第3のしるし― 臼田宣弘
今回は、5章1節~9節bを読みます。ガリラヤで役人の息子を癒やされたイエス様は、祭りに参加するためにエルサレムに向かわれました。この祭りは、仮庵(かりいお)祭であったともいわれていますが、正確には何の祭りであったのかは分かりません。
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