宮本栄三
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安保法制法をめぐって―戦争する国づくりに抗議する―(4) 宮本栄三
それでは、安倍政権は、このような違憲の安保法をどういう理由で合憲だと言うのでしょうか。それは、砂川判決をうまく利用しているのです。砂川判決というのは、1959年(昭和34年)に最高裁判所が出した判決です。
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安保法制法をめぐって―戦争する国づくりに抗議する―(3) 宮本栄三
このような大きな批判の高まる中、安倍内閣は今年5月、安保法案を国会に出しました。これは閣議で決めた集団的自衛権を具体的に使えるようにする法律です。法律がないと政策を行えません。それで安保法をつくったのです。
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安保法制法をめぐって―戦争する国づくりに抗議する―(2) 宮本栄三
この安保政策の大転換を狙っているのが、今の自公連立政権であり、それを支えている財界など改憲勢力です。また、国際情勢の変化もあります。中国の軍事的な強大化や北朝鮮問題、中東での「イスラム国」(IS)の問題などです。
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安保法制法をめぐって―戦争する国づくりに抗議する―(1) 宮本栄三
この夏は本当に異常な夏でした。気候の上では記録的な暑さ、そしてあの豪雨による鬼怒川の氾濫です。政治の上では、安保法案をめぐる国会審議です。この法案に反対するデモが国会前や全国各地で行われました。
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聖書をメガネに 戦前と戦後を結ぶ平和の絆、一人一人の存在と役割(その3)
田畑忍編著『近現代日本の平和思想』で紹介されている「徴兵を拒否した矢部喜好」の項目を特別な関心を持って読み、深く感動しました。そのきっかけは、70年代、青梅キリスト教会牧師時代に、矢部春夫人と個人的な交流があったからだと、前回報告しました。
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聖書をメガネに 戦前と戦後を結ぶ平和の絆、一人一人の存在と役割(その2)
田畑忍編著『近現代日本の平和思想 平和憲法の思想的源流と発展』(ミネルヴァ書房)の明治時代の平和思想において紹介されている19名の人物の最後は、「徴兵を拒否した矢部喜好」です。
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聖書をメガネに 戦前と戦後を結ぶ平和の絆、一人一人の存在と役割(その1)
戦前の教会や大学、さらに各個人について小紙で言及する際、イデオロギーに基づくレッテル貼りを避け、できるだけ丁寧に事実判断を大切にしたい。その願いに沿って、インタビューや講演会の取材などを通して、学ぶ記事の掲載を重ねてきました。
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平和問題としての政教分離の問題 クリスチャン憲法学者・宮本栄三氏インタビュー(3)
最後に、私が憲法研究者として、またクリスチャンの一人として見逃すことのできない憲法問題に触れておきます。それは政教分離の問題です。私は、政治と宗教の分離問題は、宗教問題にとどまらず、大きな平和問題であると考えています。
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戦争への道、集団的自衛権 クリスチャン憲法学者・宮本栄三氏インタビュー(2)
私は今、この国の将来を心配しています。日本はこれからどうなるのか。戦後70年、この国は戦争してこなかった。一人の戦死者も出さなかった。こんな国は先進国の中で日本だけです。それは憲法9条があるからです。
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「戦争しないこの国を守っていきたい」 クリスチャン憲法学者・宮本栄三氏インタビュー(1)
クリスチャン憲法学者の宮本栄三氏は、自らの戦争体験、キリスト教や平和憲法との出会いを回想した上で、憲法と平和の問題を論じ、今の日本の政治に大きな危機感を表しつつ、聖書を引用し「子や孫の世代のために戦争しないこの国を守っていきたい」と述べた。
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