東京聖市化運動本部(会長呉永鍚長老)の創立3周年を記念する記念式・記念聖会が19日、東京韓国YMCA文化館で開催された。日本宣教をになう韓国人教職者や信徒を中心に230人以上もの人々が会場を埋め尽くした。日本からは、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会の主管牧師峯野龍弘師と、クリスチャン議員土肥隆一衆議院議員が来賓として出席した。
同会長の呉永鍚(オ・ヨンソク)長老(東京多摩キリスト教会)は歓迎辞で、東京聖市化運動のこれまでの歩みを話しながら、「聖市化運動はほかでもなく、祈りによって神様からの祝福を頂き、それを通して他の人々にも祝福が与えられるように働きかけることだ」と話し、「恵みを与えてくださる主に似て、いつも与える姿勢を持つ聖市化運動本部になりましょう」と、主への感謝とこれからの意気込みを語った。
激励の挨拶を述べたソウル聖市化運動本部代表梁仁平(ヤン・インピョン)長老は、「日本は必ず福音化されるはずであるし、東京聖市化運動を通して日本のすべての教会が一つとなり、多くの市民に福音を伝えて日本の宣教の扉がもっと大きく開かれる」と期待の言葉を述べた。また、韓国聖市化運動本部事務総長の鄭鐘元(ジョン・ジョンウォン)牧師は、「日本の福音化は、ここに集まったみなさんの責任であり、東京聖市化運動本部が日本の聖市化のために大きく用いられることを願う」と激励した。
来賓祝辞で土肥隆一議員は、韓国での聖市化運動の働きを賞賛しながら、「世俗思考的にはできないと思われることを、私たちクリスチャンが霊的な思いからする」「他では手が届かないこと、すべきことはたくさんある」と関係者の士気を高めた。大韓民国国家朝餐祈祷会事務総長の張憲一(ジャン・ホォンイル)長老は、「世界各国にある聖市化運動本部からその国の霊的復興を起こした指導者が生まれた」「東京聖市化運動本部でも日本を目覚めさせる霊的指導者が輩出されるよう祈り、日本の韓国人社会と各都市を聖化する東京聖市化運動本部になってほしい」と祝辞を述べた。
また同じく来賓祝辞で峯野龍弘師は、これまでの東京聖市化運動の働きに感謝の意を述べながら、「日本教会の牧師、信徒がこの運動にいち早く合流して、まさに日本の聖市化運動という形にもっていきたい」と更なる同運動の発展を確信する思いで関係者を激励した。「清くなることこそ主の御心」であり、「すべてのキリスト者のになうべき使命であることを思う」と語り、東京聖市化運動が日本全体の祝福の源となるようにとの願いを伝えた。峯野師は、「日本を聖地と変えていただきたい」「日本は宣教師の墓場ではなく、宣教師によって聖化させていく、世界でもっとも可能性のあるところ」であると、これまで日本宣教で多くの犠牲を払ってきた宣教師たちを慰め励ました。
ソウル・ワンソン教会主任牧師の吉自延(キル・ジャヨン)牧師は、「知らないうちに受けた恵み」という題目でヨハネの福音書5章1〜15節を本文に説教し、「サウロがパウロとなったように、恵みを受ければ誰でも新しい人となる」「恵みの中に祝福、愛、私たちの未来がある」と伝えた。本文に登場する、38年間も病で苦しみ、絶望の中にいた病人が一瞬にして癒されたように、「恵みを受けるとき、すべての問題は解決される」「先に私たちが恵みを受けて、日本の教会が恵みを与えることのできる教会となれば、東京、日本、そして世界が変わる」と主の約束を伝えた。
またこの記念式では東京聖市化運動本部から、同関連教会に所属する大学生、大学院生18人に奨学金が授与された。