北朝鮮初の政府公認ロシア正教会発足

　１３日北朝鮮で史上初となるロシア正教会が発足。モスクワで研修を受けた北朝鮮人の聖職者がきよめの儀式を行った。聖サムウィ聖堂は金正日総書記がロシア訪問時に建設を約束した教会堂。儀式はキリル府主教が執り行った。

　北朝鮮における信仰の自由は憲法により表面上保障されている。しかし世界各国の信仰の自由を監視し米政府の外交政策決定に携わる政府機関、信仰の自由委員会によると、北朝鮮政府は無神論共産主義を主張し金正日総書記の崇拝を強制しており、キリスト教地下教会に対して苛烈な迫害を行っているという。

　北朝鮮の政府認可教会はプロテスタントに２つ、カトリック１つであり、ロシア正教会は４番目のものとなる。