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【特集】韓国キリスト教とイスラムの衝突(11) 全浩鎭牧師

2008年3月8日02時10分
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全浩鎭牧師+
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1.挑戦を受ける繁栄の神学



 韓国教会は長老大統領の登場を歓迎している。しかし最近、長官たちの中で金持ちの多いことが、国民に失望を与えている。韓国で金持ちはしばしば、悪賢いような、あまり良くない印象を与える。



 3人は、世論からの非難を受けて長官職を辞退した。大統領はこの問題に対して「有能で貧しい者たちが少ない」と慨嘆した。この発言は、左翼勢力にとっては都合の良い言葉尻となった。左翼勢力は資本主義を、腐敗とブルジョアジーの象徴と見て批判する。さらに今左翼勢力は、保守教会と新政府を強力に攻撃している。左翼は、資本主義とキリスト教を同一視し、資本主義を不義、不平等だと攻撃する。彼らには、アメリカの清教徒たちが健全な資本主義を発展させたこと、また自発的に厳しい節制を行ったという事実が分からない。前政権は分配と社会福祉を強調し、スウェーデンを福祉国家のモデルにした。だが、西欧の福祉がキリスト教精神によって、その社会システムを自発的に発展させたという事実を学ばなかった。



  にもかかわらず、韓国キリスト教は繁栄の神学において挑戦を受けている。韓国のクリスチャン知識人は、清教徒的な自発的貧乏の実践がまだできないことで試練に直面している。メソジスト教会創設者のジョン・ウェスレーが語った、社会的敬虔が求められる状況だ。ウェスレーは、「たくさん儲けなさい。しかし捧げなさい」と説いた。また「自分の財布を空にするまでは敬虔を論ずるな」と語った。



 韓国教会は、繁栄の神学を強調したために物質的豊かさを祝福だと思った。李明博大統領も大阪生まれで貧しい家柄の出身だ。イエスを信じ、物質的豊かさも高い地位も得た。神学的に言えば、救援と身分上昇の代表的な人物になった。しかし、左派は彼を、不正な方法でお金を儲けたとずっと責め続ける。不正と言うのは、李氏が一青年の金融事業に関わってすぐに撤退したことだが、法は、関与の疑いはないと宣言した。だが、左派はこれを信じようとしない。



  これを受けて李大統領は、国民に社会献納を約束した。平民たちの富は批判の対象にならないのに、不思議なことに、社会の指導層は富の問題で試練に直面している。



2.統一協会の挑戦



 今韓国教会は統一協会のために緊張している。統一協会は日本に多くの波紋を投げかけている。日本が事実上、「朝鮮カルト」の被害国になったことをすまなく思う。しかし、日本だけが統一協会の被害国なのではなく、韓国と世界の多くの国々も同じく被害を受けている。統一協会は韓国民族主義とキリスト教を混合した民族的宗教にもかかわらず、世界的宗教になる勢いだ。白人の信者も、不思議なことに韓国を母国だと思っている。



 異端であればあるほど、政治力と経済力を持っている。統一協会は異端という社会的非難にもかかわらず戦車までつくる大企業を持ち、北朝鮮では自動車工場までも運営している。70年代に、統一協会は女と戦車を除けば他は何でもつくる、と冗談を話した。しかし、今は戦車も造る。今度の国会議員選挙を控え、家庭党を創設、250余地域区に国会議員を出馬させる計画を立てた。これで韓国版公明党が登場してしまった。一地域ごとに約10億ウォンのお金を使うといううわさが広がっている。もし一地域に一人でも国会議員が当選すれば、政治的に大きな影響力を行使することが予想される。



 韓国には、統一協会の男性信者と結婚した日本人女性が数千人いるという。彼女たちの多くは農村で「新しい村運動」を主導しており、模範的女性との評判がある。日本語も教え、村掃除などのボランティアも行う。韓国人の若い女性が農村を去って行くなか、日本人の女性が、しかも韓国の農村に嫁いで働くというのは理解しがたいことだ。だが、これが宗教の力だと思う。とはいっても、正統な宗教ではないカルトの行う善行は不安であり危険だ。終末は異端の時代であるし、異端はいつも政治的、経済的な力で人々を誘惑する。韓国キリスト教総連合会では統一協会からの挑戦を憂慮し、3月3日から特別祈祷会を行う。



【全浩鎭 (ジョン・ホジン)】 1940年、大阪生まれ。韓国・高神大学、同大学院卒業、米国・ウェストミンスター神学校神学修士課程修了、米国・フラー神学大学宣教学博士課程修了、英国国立ウェールズ大学哲学博士課程修了。その後、高神大学学長、平澤大学学長、亜細亜連合神学大学大学院院長、トーチ・トリニティー神学大学院教授などを歴任。現在は、イスラエル及びイスラムネットワーク会長、韓半島国際大学教授。著書に、「宣教学」(85年)、「宗教多元主義と他宗教宣教戦略」(92年)、「アジア・キリスト教とミッション」(95年)、「人種葛藤時代と未伝道種族ミッション」(00年)、「イスラム―宗教家イデオロギーか」(02年)、「文明衝突時代のミッション」(03年)、「転換点に立つ中東とイスラム」(05年)(いずれも韓国語)などがある。



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