民主党の土肥隆一衆院議員は11日、自殺予防と自死遺族支援をテーマに東京都内で開かれたシンポジウムで講演し、自殺予防対策として民間団体による活動の重要性を強調。国の自殺防止対策として民間団体のための十分な支援枠の確保を訴えた。
国による具体的な自殺予防・自死遺族支援について「現状はほとんど対策ができていない」と述べ、人の心情まで掘り下げた最も必要な対策は民間団体に頼るのが最も良いと説明した。
また、自身の牧師としての立場から「宗教家の役割も非常に大事」と語り、宗教家による自死遺族への長期的なアフターケアの充実を求めた。