特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(東京都新宿区)はフィリピンの台風16号とインドネシア・スマトラ島沖地震の被害を受けて、支援活動を実施するとともに、緊急募金を呼び掛けている。
フィリピンでは9月26日、台風16号がルソン島を通過。マニラ首都圏では大規模な洪水が起こるなどし、67万世帯が被災、全半壊3000戸、死者288人にも上る被害が出た。
これを受けてワールド・ビジョンは翌27日から緊急支援活動を開始。当初はヘリコプターから支援物資を落として配布し、その後被災状況が深刻な地域の2万世帯(10万人)に支援を届けるべく活動を推進。29日までに236世帯に食糧支援を届けた。
一方、インドネシア・スマトラ島沖では30日、マグニチュード7.6の大地震が発生した。少なくとも1000人以上の死者が出、救助活動も難航する中、ワールド・ビジョンの緊急援助チームは地震発生から24時間以内に現地入りし支援活動を開始。被災状況が最も深刻なコタ・パダンとパダン・パリアマンで1万世帯以上を対象に水・衛生用品や、緊急に必要な家庭用品、子ども用グッズの配布を行っている。
被災地への寄付はWVJホームページの各ページから申込可能。問い合わせはWVJ(03・3367・7251)。