世界基督教統一神霊協会(統一協会)は14日、韓国・牙山(アサン)にある鮮文大学で10年ぶりとなる大規模な合同結婚式を行った。AFP通信などが伝えた。
AFP通信によれば、今回は韓国内外から7500組のカップルが参加。教祖の文鮮明(ムン・ソンミョン、89)と妻の韓鶴子(ハン・ハクチャ、66)も参加し、統一協会の発表ではインターネットなどの中継による参加者も含めると参加者は男女4万人に上った。
合同結婚式は正式名称を「国際合同祝福結婚式」と言い、統一協会内部では「祝福」と呼ばれているという。
合同結婚式はこれまで、参加した日本人女性と家族間の連絡が取れなくなるなど社会問題となっており、過去には全国霊感商法対策弁護士連絡会が「高額な参加費と献金により資金集めの手段となっていること」「参加者が直前まで相手を知らないこと」「自由意思による参加ではないこと」「違法な入籍・海外滞在の原因となっていること」などを挙げ、反対声明を出している。