特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン(深町正信理事長、東京都杉並区、以下・チャイルド・ファンド)は、東京都港区の企業5社と協力して8月25日から29日まで、チャリティ古本市「夏!古本キャラバン」を開催する。会場は1日ごとに協力企業を巡る移動式。28日の日本たばこ産業本社が会場となる28日には古本市だけではなく、昼・夕2回のコンサートも行われる。
古本の約半数は協力企業の社員らによるもので、読まなくなった本を提供し100〜200円の本を購入するだけでできる手軽な国際協力といて人気を集めている。一昨年は約1万冊の本が寄せられ、フィリピン、スリランカ、ネパールを中心に現地の子どもたちを支援するワールド・ビジョンに約50万円の寄付が送られた。
古本市の会場は、▽25日(月):キッコーマン東京本社・KCCギャラリー(東京都港区西新橋2‐1‐1)、▽26日(火):日立ハイテク本社・地下1階カフェラウンジ(同1‐24‐14)、▽27日(水):キーコーヒー本社・NKビル1階(同2‐34‐4)、▽28日(木):日本たばこ産業本社・JTアートホールアフィニス(東京港区虎ノ門2‐2‐1)、▽29日(金):ジャパンエナジー・新日鉱ビル1階会議室(同2‐10‐1)。
開催時間は28日は午前11時から午後8時半(入場は午後8時)までで、他の日はいずれも午前11時半から午後7時半(入場は午後7時)まで。28日は古本市のほかに昼には「期待の音大生によるアフタヌーンコンサート」(12:20〜12:50)が、夕には「フィリピン民族舞踊&企業有志による演奏」(18:00〜19:30)が行われる。
チャイルド・ファンドは第二次世界大戦後、日本の戦災孤児支援を行った米国の民間団体「キリスト教児童基金(CCF)」がその前身となる。CCFにより戦後すぐに日本の戦災孤児支援が行われ、1952年にはCCFの日本事務所として社会福祉法人基督教児童福祉会(CCWA)が誕生。日本への支援は74年まで続けられ、その後CCWAはCCFの精神を受け継いで国際精神里親運動部を設立して海外の貧しい子どもたちへの支援を展開する。活動30周年目を迎えた05年からは現在の特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパンとして活動を行っている。
古本市、コンサートはいずれも入場無料。いずれの会場もすべて徒歩約5〜10分で移動できる距離で、最寄駅は東京メトロ銀座線・虎ノ門駅、またはJR新橋駅。問い合わせは、チャイルド・ファンド事務局「チャイルド・ファンド・ジャパン古本市係」(電話:03・3399・8123、FAX:03・3399・0730)まで。