【CJC=東京】米カトリック教会ワシントン大司教区は、同性間の結婚合法化提案を撤回しなければ、ホームレスへのシェルター提供などの社会奉仕を停止する、との意向を示しているが、ワシントン市議会側は受け入れない構え。同性間の結婚合法化案は12月にも成立すると見られ、市長も賛成している。
カトリック系奉仕団体は、6万8000人にサービスを提供する契約を市と結んでいる。「結婚条例」は教会に同姓間の結婚式執行を求めてはいないが、カトリック系団体は市の資金を利用しており、大司教区は結婚した同性間のカップルへのサービス提供や養子縁組を迫られることを懸念している。
大司教区としては、奉仕対象に同性間のカップルを入れたり、同性愛者たちの養子縁組容認に教会を適用除外することを望んでおり、それは教会の宗教の自由を守るためのものだ、としている。