【CJC=東京】ロンドン西郊マリルボーンの、かつて教会として使われていた建物で「T驚異の時代」と題された現代美術の展示会が開催されたが、そこに十字架にはり付けにされたゴリラの作品などが展示された、とAFP通信が報じている。
ポール・フライヤー氏の「支配特権」という作品で、マダム・タッソーろう人形館に展示されている人形の製作技術を使って作られ、人間の毛髪で仕上げられた。
フライヤー氏は、展示会場が元教会であるだけにこの作品は論争や怒りを招くかもしれないが、作品の目的は絶滅危ぐ種ニシローランドゴリラの窮状を訴えることにあるとしている。
フライヤー氏が米国の死刑囚に黒人が多すぎることを表現するために製作した、電気椅子に座った黒人のキリストの作品も展示された。