米国のフランクリン・グラハム牧師の特別補佐官、メルビン・チータム氏が28日、平壌入りした。共同通信が国営朝鮮中央通信の報道として伝えた。訪問の目的は伝えていない。
福音派の代表的な牧師であるフランクリン・グラハム氏は過去2回の訪朝経験があり、昨年8月の訪朝では、平壌にあるプロテスタントのボンズ教会で説教を行っている。父ビリー・グラハム氏も2回の訪朝経験があり、北朝鮮で説教することを許された米国人牧師はグラハム親子の2人だけ。
ENI通信の報道によれば、今月には北朝鮮の朝鮮基督教徒連盟(KCF)の招待でドイツ・プロテスタント教会代表団が4日間にわたって訪朝。ドイツ福音教会(EKD)の指導者ウォルフガング・フーバー監督が平壌の鳳水教会の礼拝で、「人間に従うよりも、神に従わなくてはなりません」などと述べた。
メルビン・チータム氏は02年にも訪朝しており、朝鮮中央通信の報道によれば、その際はフランクリン・グラハム氏からの贈り物を金正日総書記に届けている。