民主党の小沢一郎幹事長がキリスト教について「排他的な宗教だ」などと発言した問題で、日本キリスト教連合会(山北宣久委員長)は15日、発言撤回を求める文書を送ったことを明らかにした。
抗議文は11日付で出されたもので、「キリスト教に対するこの程度の認識で、責任政党の幹事長が務まるのか危惧する」と批判している。
小沢氏は10日、金剛峯寺(和歌山県高野町)で全日本仏教会会長の松長有慶・高野山真言宗管長と会談後、記者団に対して「キリスト教文明は非常に排他的で、独善的な宗教だと私は思っている」と発言。欧米社会の行き詰まりがキリスト教を背景とした文明の姿を示しているなどと語った。