【CJC=東京】韓国の教会に、聖書や賛美歌の代わりに米アップル社の携帯電話端末『iPhone』を持参する信者たちが登場した、と朝鮮日報(日本語電子版)が報じている。韓国に上陸したばかりのスマートフォン(携帯情報端末機能付き携帯電話)だ。
信者たちはスマートフォンで聖書をダウンロードし、牧師の説教のフレーズを探している。また、有料でダウンロードした賛美歌には、伴奏付きのものもある。
高麗大言語学科のキム・ソンド教授は、モバイルメディア時代を生きる人間を「ホモモビリクス」と規定した。同教授は「知恵を持つ人間、ホモサピエンスが携帯電話を掛けるホモモビリクスに進化しつつある」と説明した。モバイルとメディアの融合が発展するにつれ、人間の間に「永続的な接触」という新たな感覚が生まれるという。