【CJC=東京】イランの団体が、聖書を批判する自主映像の制作を始めた。オランダの極右政党党首がイスラム教の聖典コーランを批判する短編映画『フィトナ』をインターネット上で公開したことに対抗したもので、タイトルも『ビヨンド・フィトナ』。同国のFARS通信が伝えた。
団体名は『NGOイスラムとキリスト教』ということだけ知られている。
聖書の教えに沿ったとして行われたキリスト者の残虐行為の映像を編集し、教皇ベネディクト十六世の発言も取り上げる。
読売新聞がモハンマド・カリミ副代表によるとして報じるところでは、「米国など、西側諸国で台頭するシオニスト(ユダヤ人民族主義者)が支配するキリスト教」を描く内容になるという。映像は15〜20分で、4月中に完成予定。
「反イスラム」のビデオ同様、ネット上での公開を検討している。