07年2月の火災で焼失し現在復元工事が進められている長崎県新上五島町の江袋教会が、来年3月末までに完成する見通しであることが明らかになった。5月9日には落成記念ミサも執り行われる予定。
江袋教会は1882年に建立され、実際に使用されている木造教会としては長崎県内最古のものだったが07年2月、火災に見舞われ焼失。復旧委員会が組織され昨年6月に復元工事が始まった。
工事ではリブ・ヴォールト(コウモリ)天井など焼失前の江袋教会の特徴が復元される。総工費は約2億3000万円。貴重な文化遺産であることから長崎県が50%、新上五島町が25%の補助を出している。