学校法人プール学院(大阪府堺市)は12月21日、学校法人桃山学院と「プール学院大学の設置者変更に関する基本契約書」の締結式を執り行った。文部科学省の認可などが得られれば、プール学院大学は2018年4月から、学校法人桃山学院が運営する2つ目の大学「桃山学院教育大学(仮称)」として歩み始める。なお、キャンパスは現在のプール学院大学所在地となる。
両学院は16年7月27日に、18年4月1日付でプール学院大学の設置者を学校法人桃山学院に変更することと、プール学院大学の名称を変更することについての合意書を交わしていた。その後さらに協議を重ねた結果、今回の基本契約書の締結に至った。
プール学院は1879年、英国聖公会(英国国教会)から派遣されたミス・オクスラドにより、 キリスト教の信仰と使命をもって設立された、聖公会に属する最も古いキリスト教学校の1つ。1996年にこれまでの短期大学英文科を改組して、プール学院大学を開学した。現在は、国際文化学部と教育学部の2学部だが、国際文化学部は2016年春よりすでに募集を停止している。
桃山学院も同じ聖公会に属するキリスト教主義学校で、09年には学院創立125周年・大学開学50周年記念式典を行った。
来春スタート予定の桃山学院教育大学(仮称)は、西日本初にして唯一の私立教育大学として、キリスト教主義に基づく人間教育を念頭に置き、教育現場での経験が豊富なベテラン教員たちが、これからの社会をリードする全国トップレベルの教育者の育成を目指す。詳細は、桃山学院教育大学(仮称)のホームページにて公開されている。
なお、プール学院大学短期大学部は、18年度よりプール学院短期大学に名称変更(予定)した上で、引き続き学校法人プール学院が同じキャンパスで運営していく予定。