三大流星群の一つ、ペルセウス座流星群が今夜(12日夜〜13日未明)にピークを迎える。ウェザーニューズによると、今年は絶好の観測条件。全国各地で今夜は晴れの予想で、星空を楽しめる可能性が高いという。
ペルセウス座流星群は、しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群と並ぶ三大流星群の一つ。毎年お盆の時期に出現し、条件が良ければ1時間当たり40個以上、熟練者であれば80個以上の流星を観測することができるという。母彗星(すいせい)はスイフト・タットル彗星で、約130年周期の楕円軌道で太陽の周りを回っている。ピーク日以外でも、特に前後数日は活発に活動する流星を観測するチャンスがある。
ウェザーニュースによると、今年の出現期間は7月17日〜8月24日。出現ピークは今夜12日午後10時ごろ。観測のおすすめ日時は、放射点が高くなる12日午後9時〜13日未明で、最も良い日時は月明かりがなくなる13日午前0時ごろ〜同日未明だという。
ウェザーニュースは、「放射点があるペルセウス座は、午後9時ごろから北東の空に現れて、深夜には空高くに昇ります。出現ピークの12日(金)は、深夜になると月が沈むため、日付が変わったあとから明け方にかけてが、より多くの流星を見られるチャンスとなります」と説明している。
また、「流星群はペルセウス座の周辺のみに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。周囲が開け、街灯などが少ない場所でゆっくりと寝転びながら観測するのがオススメです」としている。
地域別では、12日夜〜13日未明にかけ、全国各地で晴れるため、「バッチリ見える」エリアが広範囲に広がっているが、内陸の一部ではゲリラ雷雨の影響で「チャンスあり」となっている。だが、遅い時間ほど天気が回復し流星を見られるチャンスが増える見込みだという。
北海道の太平洋側では海から風が吹き、低い雲が広がりやすく、沖縄も湿った空気が流れ込み、雲が広がるタイミングがあるため、「雲の隙間を狙っての流星観測となりそう」だとしている。
ウェザーニュースは、ペルセウス座流星群の出現ピークとなる12日午後9時〜同12時までの間、全国11カ所から、ユーチューブライブ、ニコニコ生放送、流星特設サイトで、流星が流れる様子を生中継する。