グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)は11日、8日に提供した料理の中に、差し歯とみられる異物が混入していたと発表した。「多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申しあげます」と謝罪するとともに、原因究明に全力で取り組むとしている。報道によると、差し歯は銀歯とみられる。
発表によると、差し歯が混入したのは、グランドプリンスホテル新高輪の宴会場「平安」で8日午後0時40分頃に提供した「翡翠(ひすい)ホタテ餃子」。差し歯の混入に気づいた客がその場でホテル側に伝えたという。現在、翡翠ホタテ餃子の納品先に調査を依頼している。グランドプリンスホテル新高輪は翡翠ホタテ餃子を、8日は計18個提供したほか、前日7日にはホテル内のレストラン「古稀殿」で計12個提供していたという。
日刊スポーツ紙によると、翡翠ホタテ餃子は神奈川県内の業者が冷凍で納品。ホテルで蒸して提供していたという。また、差し歯の混入があった餃子と一緒に仕入れていた約400個については、全て破棄したという。読売新聞によると、納品元の業者による出荷前チェックでは、異物は見つかっていなかった。
グランドプリンスホテル新高輪は、異物混入が判明した後、直ちに保健所へ報告したとしている。また、これまでのところ客からは同様の指摘はないという。
一方、読売新聞によると、グランドプリンスホテル新高輪の系列ホテルでは昨年以降、同様のトラブルが3件発生しているという。
グランドプリンスホテル新高輪への問い合わせは、同ホテル「お客さま窓口」(電話:03・3447・1137、前日午前9時半〜午後6時)まで。