大阪市浪速区にある9階建てのビルの外壁のタイルが7日午後、落下し、下にいた女性(24)に直撃する事故があった。女性は後頭部を打ち、軽傷を負った。朝日新聞などが伝えた。
同紙によると、外壁のタイルが落下したのは、浪速区敷津東2丁目にある鉄筋9階建てのビル。6階部分のタイル軽30〜40枚が7日午後4時半ごろに剥がれ、ビル1階の飲食店のひさしを破って、下にいた女性の当たったという。
女性は大阪市平野区に住む高校教諭で、毎日放送によると、飲食店から出たところ、落下してきたタイルに当たったという。
産経新聞がビルの所有会社の話として伝えたところによると、ビルは築20年以上だが、過去に類似した事故などは発生していない。朝日新聞によると、警察はビルの管理が不十分だった可能性もあるとみて、ビルの管理会社などから事情を聴くという。
産経新聞によると、ビル1階の飲食店は中華料理店で、男性店長(51)が通報。「バーンという大きな音がした直後、入り口に白い煙が立ち、『キャー』という女性の悲鳴が聞こえた」と話しているという。
毎日放送によると、落下したのは6階の窓の下のタイルで、他の落下しそうなタイルについては、消防が既に全て剥がしており、これ以上タイルが落下する危険性はないという。