東京都渋谷区のバレエスタジオで6日午前、元生徒の自称整体師・橋本浩明容疑者(41)=住所不詳=が、女性バレエ講師(24)の右手親指を切断する事件があった。女性講師は病院に運ばれたが重傷で、警察は橋本容疑者を傷害容疑で現行犯逮捕した。時事通信などが伝えた。
同通信などによると、橋本容疑者は6日午前8時40分ごろ、ビルの地下1階にあるバレエスタジオ内で、首を絞めて女性講師を失神させた上、タガネと呼ばれる大型ののみと金づちで、女性講師の右手親指を切断した疑いが持たれている。橋本容疑者自らが午前8時50分ごろ、110番通報した。
朝日新聞によると、橋本容疑者は2014年11月にこのバレエスタジオに生徒として入会していたが、約1年後に退会されていた。女性講師には、練習への参加を断られたため恨みを持っていたなどと話しているという。日本テレビによると、橋本容疑者は「(自身の)退会について昨年9月ごろ口論があった」と話している。
NHKによると、事件があったバレエスタジオは、JR渋谷駅の近くにあるビルに入居している。指を切断された女性講師は、「首を絞められ気を失っていた。気付いたら指が切断されていた」と話しているという。
このバレエスタジオで講師として働く別の20代女性がNHKに話したところによると、スタジオに通う生徒は女性が多いが、仕事前に習いに来る男性もいたという。