自動車評論家の森野恭行さん(53)=東京都世田谷区=が11日午後2時55分ごろ、ドイツの高級車「ポルシェ」を、神奈川県小田原市の有料道路「マツダターンパイク箱根」で運転していたところ、道路脇の樹木に衝突する事故があった。森野さんは病院へ運ばれたが死亡が確認された。産経新聞などが伝えた。
同紙によると、森野さんが運転するポルシェがセンターラインを越えて、道路右側の樹木に衝突。現場は片側1車線で、ゆるやかにカーブする下り坂だったという。スポーツニッポン紙によると、居合わせた観光客が「かなりのスピードだった」と話しているという。
神奈川新聞によると、森野さんが乗っていたのは「ポルシェ911GT3」。箱根から小田原方面に向かっていたところ、左カーブで左側のガードレールにぶつかり、その弾みで反対車線のガードレールと道路脇の樹木に衝突したとみられているという。
森野さんは、日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員を務めており、日本カー・オブ・ザ・イヤーのホームページによると、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。
マツダターンパイク箱根は、小田原市と箱根町、湯河原町を結ぶ約16キロの自動車専用道路。この事故の影響で、11日午後6時45分ごろまで通行止めになった。