下着メーカーの関係者を装い、東京都新宿区の路上で女性(23)に声を掛け、雑居ビルに連れ込んだ上で、抱き付いたり、自身の下半身を触らせたりしたとして、派遣社員・奥田哲夫容疑者(69)が強制わいせつ容疑で逮捕された。テレビ朝日などが伝えた。
テレビ朝日やFNNによると、奥田容疑者は昨年6月、新宿区の路上で帰宅途中だった当時22歳の女性に「下着メーカーの仕事をしている」などと言って食事に誘い、断られると、手首をつかんで無理に雑居ビルに連れ込み、抱きついて自身の下半身を触らせるなどわいせつな行為をした疑いが持たれている。
雑居ビルの防犯カメラに奥田容疑者の姿が映っていたほか、遺留物のDNA型が奥田容疑者のものと一致したという。奥田容疑者は、記憶にないと言い、容疑を否認している。
一方、新宿区内では2010年以降、「下着メーカーの社長」などと名乗る男による同様の事件が数件発生しており、警察はこれらの事件についても奥田容疑者が関与していないか調べる。