東京都渋谷区で女子中学生にわいせつな行為をしてけがを負わせたとして、難民申請中のネパール人、ラビ・タパ容疑者(29)=住所・職業不詳=が、強制わいせつ致傷容疑で逮捕された。産経新聞などが伝えた。
同紙やテレビ朝日によると、タパ容疑者は昨年2月7日午後2時ごろ、渋谷駅の近くで女子中学生に「お金をあげるから遊びに行こう」などと声を掛け、断られた後も無言で10分ほど付きまとった。その後、近くの駐車場に駐車していたほろ付きのトラックの荷台に無理やり連れ込み、胸を触るなどのわいせつな行為をした疑いが持たれている。
同紙によると、女子中学生の首には、タパ容疑者のキスによる内出血の痕があったという。タパ容疑者は、「かわいかったから」などと話し、容疑を認めている。
タパ容疑者は就学目的で2008年1月に来日。12年にネパール国内の政情を理由に難民認定を受け、残留していた。13年に難民認定が切れたため、再度申請中だった。就労資格はあるという。
NHKによると、警察は、防犯カメラの映像からタパ容疑者が他にも同様の犯行を繰り返していたとみて、余罪を調べている。