[ 問題24]
ヨナ書に出てくる植物で、毒性を持っているのはどれですか。
A : 毒麦 B : 大麻 C :とうごま D : 苦(にが)よもぎ
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正解:C
<解説>
正解は、Cの「とうごま」です。
「すると、主なる神は彼の苦痛を救うため、とうごまの木に命じて芽を出させられた。とうごまの木は伸びてヨナよりも丈が高くなり、頭の上に陰をつくったので、ヨナの不満は消え、このとうごまの木を大いに喜んだ。ところが翌日の明け方、神は虫に命じて木に登らせ、とうごまの木を食い荒らさせられたので木は枯れてしまった。 日が昇ると、神は今度は焼けつくような東風に吹きつけるよう命じられた。太陽もヨナの頭上に照りつけたので、ヨナはぐったりとなり、死ぬことを願って言った。『生きているよりも、死ぬ方がましです。』神はヨナに言われた。『お前はとうごまの木のことで怒るが、それは正しいことか。』彼は言った。『もちろんです。怒りのあまり死にたいくらいです。』すると、主はこう言われた。『お前は、自分で労することも育てることもなく、一夜にして生じ、一夜にして滅びたこのとうごまの木さえ惜しんでいる。それならば、どうしてわたしが、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか。そこには、十二万人以上の右も左もわきまえぬ人間と、無数の家畜がいるのだから』」(ヨナ書4:6~11)
トウゴマ(唐胡麻)は、トウダイグサ科トウゴマ属の多年草で、種にはリシンという毒タンパク質があります。あるものは多年生で小さな木になりますが、あるものは非常に小さく一年生で咲きます。葉の形や色も多様であり、育種家によって分類されて、観葉植物用に栽培されています。リシンは化学兵器としても使用され、2013年4月、アメリカ大統領への手紙の中にも混入されていました。(Wikipediaより)
毒麦 → マタイによる福音書13:25
「人々が眠っている間に、敵が来て、麦の中に毒麦を蒔いて行った」
苦(にが)よもぎ → ヨハネの黙示録8:11
「この星の名は「苦よもぎ」といい、水の三分の一が苦よもぎのように苦くなって、そのために多くの人が死んだ」
大麻 → 聖書には登場しません。