1880年に発表された米国人作家ルー・ウォーレスの小説『ベン・ハー(原題:Ben-Hur: A Tale of the Christ)』が、再び映画化されるという。
『ベン・ハー』は、ローマ帝国が支配するエルサレムのユダヤ人貴族ジュダ・ベン・ハーの生涯を通して、イエス・キリストの奇跡を描く歴史小説で、アニメ版も含めて既に4度映画化されている。特に、1959年に公開されたものはアカデミー賞で11部門の受賞を果たしている。
この新『ベン・ハー』の製作には、主演のイエス役が「イケメン過ぎるイエス」と話題を呼んだ映画『サン・オブ・ゴッド』のプロデューサーの一人、マーク・バーネットも参加。新『ベン・ハー』のイエス役として、『300<スリーハンドレッド>』シリーズのクセルクセス王や、『LOST』シリーズのパウロを演じたブラジル出身の俳優ロドリゴ・サントロと交渉を進めているという。
監督は『ウォンテッド』『ナイト・ウォッチ』のティムール・ベクマンベトフ、主演のベン・ハー役はジャック・ヒューストン、宿敵のメッサーラ役にはトビー・ケベルが決定しているほか、モーガン・フリーマンなどが脇を固める。
2016年2月26日に全米公開される予定で、今冬から来春にかけて欧州で撮影される。