ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子で、韓国の金妍児(キム・ヨナ)が銀メダルに終わったことで、韓国側が採点を不服とし、採点の調査を要請したが、国際オリンピック委員会(IOC)は22日、「採点の再検討はしない」と拒否した。
韓国オリンピック委員会は、採点を遺憾だとする文書をIOCに送付し、IOCに対して公式見解を求めていた。また、韓国スケート連盟も国際スケート連盟(ISU)に調査を要請するなどしていた。
しかし、22日開かれた記者会見で、IOCのマーク・アダムス広報部長は「採点の再検討はしない。(審判団は採点の)厳格なルールを持っている」(読売新聞)とし、韓国側の要請に応じない立場を示した。
キム・ヨナはショートプログラム(SP)では僅差ながらも首位に立ったが、フリーでロシアのアデリナ・ソトニコワに逆転され、2位となった。
韓国内ではこの判定に不満の声が噴出。韓国内の各メディアも、判定を疑問視する内容で報道を行っている。